Author Archives: fshoko

代議員選挙・役員選出について(公示)

本学会は、定款及び代議員選挙・役員選出規程に基づき、第 1 回代議員選挙および第 1 回 役員選出を、下記の日程と要領により実施いたします。

代議員選挙・役員選出について(公示)

2022年度学会賞・学会特別賞・奨励賞候補者推薦のお願い

日本学生相談学会は、会員から寄せられた学会賞・学会特別賞・奨励賞(研究奨励賞・実践活動奨励賞)の候補者に対し、学会賞・奨励賞選考委員会による選考を行っています。できるだけ多くの会員を候補者として選考するために、ぜひご推薦をお願いいたします。

なお、今年度より奨励賞受賞対象者の年齢制限が撤廃されました。候補者推薦についての詳細は会員専用ページをご確認ください。

一般社団法人 日本学生相談学会 事務局

第41回大会公式サイトがオープンしました。

2023年5月13日(土)~15日(月)に昭和女子大学他で開催予定の日本学生相談学会第41回大会の公式サイトが開設されました。

https://www.gakuseisodan.com/41sttaikai/

また、大会案内を発送いたしましたので、ぜひご確認ください。

大会には、日本学生相談学会の正会員・名誉会員・特別会員・機関会員(1機関2名まで)であれば、どなたでもご参加いただけます。

第41回大会準備委員会では、ワークショップ、大会特別講演、来賓講演、演奏会等、魅力的なプログラムをご用意し、参加者の皆さんにとって良い(41)大会の実現に向けて準備を進めています。

なお、大会参加申込・研究発表申込のためには学会ホームページ・会員専用ページにログインするためのID・パスワードが必要です。

ID・パスワードについては、お送りした「大会案内」または「学生相談ニュースNo.130(2022年4月号)」に掲載されています。また、学会ホームページの「会員マイページ」にご登録いただくことで、そちらからご確認いただけます。

※現在、会員マイページは個人会員のみが利用できます。機関会員向けの会員マイページは、今後導入予定です。ご了承ください。機関会員の方の申込に際し、ID・パスワードがわからない場合は日本学生相談学会事務局(info@gakuseisodan.com)までお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

以下のバナーからも大会公式サイトにアクセスすることができます。

風と波を読む(理事長メッセージ)

理事長 高石恭子(甲南大学)

  コロナ禍3年目の秋がやって来ました。夏に訪れた感染拡大の第7波は津々浦々に押し寄せ、家族や同僚、担当学生など、身近な人が感染したり、ご自身が陽性者や濃厚接触者になられた方もいらっしゃることと思います。突然の自宅隔離や相談室閉室を迫られるなど、1年目とはまた異なる危機対応の苦労をされた会員のみなさまには、心よりお見舞いを申し上げます。

  冬には第8波到来の可能性も予告されるなかで、社会は徐々に活動制限を緩和し、多くの大学は、後期からより本格的な対面授業実施の方針を打ち出しています。抑制と開放、疎隔と密、相反するさまざまな欲求の葛藤を抱えながら生きることを余儀なくされる状況は、私たちに持続的な見えない負荷を与え、こころを揺さぶります。キャンパスライフを送る学生もまた、繰り返す波にさらされ、長期的な見通しのもちにくい不安定な環境で社会に巣立つ前の自己形成に取り組んでいることを忘れずにいたいと思います。昨年度から今年度にかけて、多くの学生相談機関でかつてない多忙な状況が生じています。それは、学生一人ひとりの成長に寄り添う学生相談・学生支援の役割の重要性が、今いっそう高まっていることの表れだとも言えるでしょう。

  一方で、そのような役割を担う学生相談・学生支援の組織や人員については、必ずしも十分な体制の整備が実現していない現状があります。本学会として、個々の会員の資質向上を図るだけでなく、会員がその力をより発揮できる環境を実現するため、これからの高等教育において学生相談がどのような専門的意義をもち、どのような体制で臨むのが有効かについて、広く大学や社会に発信していく役割が求められているところです。

  4月1日に一般社団法人として船出した本学会は、その試みの一環として、9月17日に法人設立記念シンポジウム「これからの学生相談と高等教育」を開催いたしました。理事役員一同は2年半ぶりに東京に集うことができ、オンラインでは非会員を含め全国から多くのご参加がありました。討議に参加し、貴重なご意見や感想を寄せてくださった方々に、この場を借りて御礼を申し上げます。

  会員のみなさまに向けたご報告は次号の「学生相談ニュース」にてお届けする予定ですが、先に要点をお伝えすると、冒頭に、国立大学で長く学生相談の実践と研究を行ってきた立場から、学生相談の専門性とは何か、そしてその内容は時代と共にどう変化しているかという大きな問題提起がなされ、次に、私立大学の学生相談機関で取り組まれたコロナ禍での活動と、そこから見出された学生相談の目指すべきあり方が語られ、最後に、国際性の高い大学の学長という立場から、学生支援の視点をもって教職員が高等教育に関わることの意義と自らの実践例が示されました。

  それぞれの登壇者のお話や討議から改めて浮かび上がったのは、私たちは、学生相談・学生支援の現状と未来について、もっと俯瞰し、学内外の人々にわかる言葉にして説明する責務を負っているということです。説得力のある言葉を語るには、実践と研究に基づく客観的な根拠を示すことももちろん必要です。それは一朝一夕に叶わない難題ではありますが、これからの学生相談の発展のために、会員の力を合わせて取り組んでいくべき最重要課題の一つに違いありません。

  コロナ禍3年目の秋の今、学生相談・学生支援を俯瞰したとき、どんなことが見えてきているのでしょうか。最後に、そのいくつかを挙げてみたいと思います。

  まず、コロナ禍の波と関連するテーマです。

  昨年の夏以降、コロナ禍1年目に入学した学生は目立って学生生活の充実感が低く、友人ができず、孤独感も強いことがさまざまな調査結果から明らかになり、「2年生問題」としてメディアに注目されました。今年度の調査(たとえば全国大学生活協同組合連合会「届けよう︕コロナ禍の⼤学⽣活アンケート」2022年7月)では、総体的にコロナ禍の影響は減じているにもかかわらず、コロナ禍1年目の入学生にはやはり、他の学年にはない「後遺症」が見える結果が示されています。入学式もなく、最初の1年はほとんどオンライン授業で友人が作れず、2年目も活動制限があり学生生活が楽しめず、3年目は就職活動の準備が始まるという未曾有の状況は、「3年生問題」として注視する必要があるのではないでしょうか。

  また、学年にかかわらず、長い自粛生活からリアルなキャンパスでの活動へ移行を果たすにあたって、人との距離を測ることの難しさ、思い描いた通りに力を発揮できない苦痛などから、心身の不調を来しやすくなっている状況にも意識を向けておくことが重要です。私たちは、コロナ禍の波がもたらす大学環境の変化が、一人ひとりの学生のこころにどのような反応(内なる波)を生じさせるかを予測し、それに対してどのような予防教育や支援が有効かを示すことができる専門性を有しているはずです。これらの予測の下、すでに学内で率先して教職員への研修活動を行ったり、学生への啓発活動を展開したりしている会員の方々もいらっしゃると思います。他大学の参考になる実践例があれば、学内に留めず、ぜひ広く発信してみてください。

  次は、コロナ禍の波を含み込んだ、さらに上空から俯瞰したときに見えてくる風の動き、すなわち時代社会やわが国の施策の動向と関連するテーマです。

  多くの私立大学で目下の重要課題となっていることの一つに、2021年6月に成立した「改正障害者差別解消法」の施行(成立後3年以内)に向けた学内体制の整備があります。障害のある学生への合理的配慮の提供が法的義務化されるに伴い、私たちは学生相談・学生支援の立場からその対応にあたってどのような貢献ができるか、提言し、学内体制の整備に参画していくことが求められています。なかでも、コロナ禍では当たり前に行われていた自宅や別室からの「遠隔受講」という学びの様態が、コロナ後に合理的配慮としてどこまで認められるのかについては各所で議論が重ねられており、まだ共通理解には至っていません。さまざまな特性や障害により、落ち着いた環境で自分のペースで学ぶことを望む学生に対して、私たちはどのように適切にその権利を擁護できるのか、真剣に学び、理解を深め、指針を作る努力が必要です。

  さらに、本年10月1日付けで施行される大学設置基準(省令)の改正は、1991年の大綱化以来の大きな変革として、私たちも知っておくべき内容が含まれています。主な変更は、①特定の大学・学部等に属する「専任教員」の代わりに、複数大学・学部に属してもよい「基幹教員」を置いて教学改革の推進を図ること、②オンライン授業単位数上限等を緩和する特例制度を創設すること、③「教職協働」を実質化するため、教員組織と事務組織を撤廃して「教育研究実務組織」を設けること、の3点です。

  とりわけ第3点は、学生相談・学生支援のこれからの体制整備にあたって、重要な内容を含んでいます。たとえば前基準では「第9章 事務組織等」の第42条に、「大学は、学生の厚生補導を行うため、専任の職員を置く適当な組織を設けるものとする。」と規定されていた箇所が、改正後の基準では削除され、代わって「第3章 教育研究実施組織等」の第7条3に、「大学は、学生に対し、課外活動、修学、進路選択及び心身の健康に関する指導及び援助等の厚生補導を組織的に行うため、専属の教員又は事務職員等を置く組織を編成するものとする。」と明文化されています。

  「厚生補導」とは本学会の活動の原点にあるSPS(Student Personnel Services)と同義であり、その理念がわが国に導入されてから70年を経て、高等教育における重要な柱として再認識されたことを心強く感じます。移行措置の期間の後、2025年度以降に新設される大学はこの基準によって審査されるだけでなく、既存の大学の認証評価も新基準が反映されることが想定できるわけです。このような上空の風を読みながら、私たちは数年後の大学で何を担えるかを描き、コロナ後もさらに浸透していくであろう「多様性」を包摂する学生相談・学生支援の体制作りに向けて進んでいくことが求められています。改革が追い風になるか、逆風になるか、私たちの進む方向と連関していることは言うまでもありません。

  本学会の主催する活動も、少しずつ参集(対面)での実施を再開しています。オンラインと対面それぞれの良さを活かし、今後も会員のみなさまに役立つ学びの機会を確保し、充実させていきたいと考えています。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

参考

*全国大学生活協同組合連合会「届けよう︕コロナ禍の⼤学⽣活アンケート 集計結果報告」

 https://www.univcoop.or.jp/covid19/survey/pdf/pdf_report2208.pdf

*ベネッセ教育総合研究所「第4回 大学生の学習・生活実態調査報告書」

 https://berd.benesse.jp/up_images/research/4_daigaku_chousa_all.pdf

*文部科学省 令和4年度大学設置基準等の改正について

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/index_00001.htm

第56回学生相談セミナー申込受付延長のご案内

会員の皆様

8月12日から第56回学生相談セミナーの申込受付を開始していますが、まだ若干受付の余裕がありますので、締め切りを9月16日(金)17時まで受付を延長することとしました。 今回の学生相談セミナーは 「事例検討を中心とする1Day広島研修会」で、久しぶりの対面開催です。
まだお申込みでない方はぜひご検討いただけますようにお願いいたします。

★第56回学生相談セミナー ―事例検討を中心とする1Day広島研修会―★

【日時】2022年10月8日(土) 10時~16時30分
【会場】RCC文化センター(広島市中区橋本町5番11号)
【対象】日本学生相談学会正会員および機関会員(専門職としての守秘義務を守れる方)
【定員】40名
【会費】5,000円
【申込】9月16日(金)17時まで

参加申込や事例提供などの詳細は添付の案内をご覧ください。
みなさまのご参加をお待ちしています。

研修委員長
寺島吉彦

第56回学生相談セミナーのご案内

会員の皆様

こんにちは。
研修委員会から第56回学生相談セミナーのご案内をお届けします

今回は「事例検討を中心とする1Day広島研修会」で、久しぶりの対面開催です。
学生相談事例を少人数でじっくりと振り返る機会にしたいと考えています。
感染対策には細心の注意を払い、できるだけ安全に行えるよう企画しています。
互いに研鑽し、日頃の苦労を分かち合い、リフレッシュできる場にしたいと思っています。

★第56回学生相談セミナー ―事例検討を中心とする1Day広島研修会―★
【日時】2022年10月8日(土) 10時~16時30分
【会場】RCC文化センター(広島市中区橋本町5番11号)
【対象】日本学生相談学会正会員および機関会員(専門職としての守秘義務を守れる方)
【定員】40名
【会費】5,000円
【申込】8月12日(金)から、先着順

参加申込や事例提供などの詳細は添付の案内をご覧ください。
みなさまのご参加をお待ちしています。

研修委員長
寺島吉彦

20221008第56回学生相談セミナー案内)

学会推進研究にご応募ください!(助成額増額)

研究委員会

「学会推進研究」は、本学会正会員の研究活動に対して研究費を助成するものです。学生相談の日々の実践を言語化し検証する、あるいは、新たな知の発見をめざすための活発な研究活動を応援したいと思います。

なお、今年度から助成額が増額されました! 奮ってご応募ください。

 

応募資格:本学会正会員。複数名で申請することもできますが、共同研究者全員が正会員であることが必要です。

研究テーマ:学生相談に関連していること

助成金額:1件あたり20万円以内(今年度から増額になりました!)

助成金交付予定:2023年2月

助成金の用途:研究に必要な経費の他、研究テーマと関連があれば、助成金の一部を日本学生相談学会の年次大会(ワークショップを含む)等の参加費や交通費にあてることができます。

研究の報告:採択された場合、2年以内に研究成果を論文化して『学生相談研究』に投稿していただきます。

応募方法と申請:申請を希望される方は所定の様式の研究計画書を2022年10月14日(金)(必着)までに提出してください。審査と助成金額の決定は研究委員会ならびに常任理事会が行います。詳細、および、応募要領と研究計画書の様式は日本学生相談学会ホームページの会員専用サイトのお知らせに掲載されています。

お問い合わせは、研究委員長杉江征(E-mail:sugie@human.tsukuba.ac.jp)まで。

第60回全国学生相談研修会の申し込みを開始しました

みなさま、こんにちは。
本日より第60回全国学生相談研修会の申し込みを開始いたしました。
本学会法人化後最初の全国研で第60回の記念回にふさわしい、学生相談の広がりと深まりが感じられるプログラムとなっています。
また、今回で3年目となるオンライン開催ですが、学会法人化後初の全国研分科会の定員と時間を見直し、参加者同士の学びと交流がさらに深まるよう企画しています。
以下のプログラムをご覧いただき、こちらの専用フォームから、ふるってお申し込みください。

なお、先月配信の学会メールニュースに記載の初日終了時刻に誤りがありました。
正しい日時は以下のプログラムおよび先月お知らせした「開催要項」の通りです
お詫びして訂正いたします。

第60回全国学生相談研修会プログラム(一般公開用)

第60回全国学生相談研修会開催のご案内

一般社団法人 日本学生相談学会理事長
甲南大学教授 高石恭子

 

60 回全国学生相談研修会開催のご案内
主催:一般社団法人 日本学生相談学会
後援(予定):文部科学省・独立行政法人日本学生支援機構

平素より、学生相談ならびに学生支援の充実と発展にご尽力下さり有難うございます。第60回全国学生相談研修会の開催につきましてご案内申し上げます。
学生相談•学生支援の研修•研究と相互交流の場である本研修会は、新型コロナウイルス感染症の影響により2020年度よりオンラインにて開催しております。本年は、11月20日(日)〜11月21日(月)の2日間にわたり、特別講演、分科会、小講義を用意して皆様の参加をお待ちしています。
プログラムは7月1日以降当学会ウェブサイト(https://www.gakuseisodan.com/)において公開します。本研修会に関わる情報は今後学会ウェブサイトを通じてお知らせしますので、ご覧いただけますようお願いします。また、連絡やお申し込みにはメールを活用します。
学生相談、学生支援に携わる教職員カウンセラーの皆様と有意義な時間を共有できる研修会を目指して準備委員一同準備を進めているところです。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
本研修会は、高等教育機関において学生相談・学生支援に携わる教職員を対象とした研修と相互交流の場です。今年度もオンライン形式で開催いたします。プログラムは、全体で行われる特別講演をはじめ、選択制の分科会と小講義3枠で構成されています。
2日間を通してご参加いただくことで、学生相談・学生支援の基礎から実践までを総合的に学ぶことができるプログラムとなっています。特別講演では、自殺率が低い町の研究をヒントに、キャンパスコミュニティが生き心地の良くなるには何が必要なのかを再考します。分科会では各自の関心によってテーマを選択していただき、講師による講義や話題提供、参加者間のディスカッションや分かち合いを通して理解を深めていきます。さらに小講義では最近の大学・学生に関するテーマや実践に役立つ話題を学びます。
みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。


日 時 2022年11月20日(日)10:00~17:30
2022年11月21日(月)10:00~17:00
方 法 Zoomによるオンライン開催
参加資格 ・大学、短期大学、高等専門学校において学生相談・学生支援に携わる教職員および日本学生相談学会会員
・2日間を通して参加できること
定 員 360名
プログラム 全体で行われる特別講演のほかに、選択制の分科会と小講義3枠で構成されています。詳細は添付のプログラムをご確認ください。
参加費 日本学生相談学会正会員      13,000円
日本学生相談学会機関会員     1名 13,000円(2名まで。3名以上は一般でお申し込みください)
一般(日本学生相談学会非会員)  15,000円
申込方法 専用フォームよりお申し込みください。
申込期間:7月1日(金)から7月30日(土)まで   
※定員になり次第締め切らせていただきます
研修証明書 本研修会は、一般社団法人日本学生相談学会が認定する「大学カウンセラー」また、学生支援に携わる教職員のための資格「学生支援士」の取得および更新に必要となる研修に該当します。研修領域に関してはプログラムをご参照ください。
分科会「学生相談の基礎と実践II」は「学生支援士」申請後の必修の研修となっています。なお、本研修会は(公財)日本臨床心理士資格認定協会が認める関連学会での諸活動への参加「ワークショップ型研修会」に該当します。参加者には後日研修証明書を交付します。
情報保障 情報保障等、特別な配慮が必要な方は参加申込時にお知らせください。
問い合わせ先 第60回全国学生相談研修会事務局
〒180-0013 東京都武蔵野市西久保1-1-9-203 日本学生相談学会内
TEL・FAX 0422-52-3700
E-mail zenkoku@gakuseisodan.com
※可能な限りメールでお問い合わせください

 



主 催 一般社団法人日本学生相談学会
後援

(予定)

文部科学省、独立行政法人日本学生支援機構
委 員 準備委員長 設樂友崇(山梨英和大学)
準備委員 奥野光(二松学舎大学) 桶谷雅人(東京工業大学)
小市玲子(亜細亜大学) 佐藤枝里(中部大学)
鈴木英一郎(三重大学) 高石恭子(甲南大学)
高野明(東京大学) 髙橋国法(東京都市大学)
田村友一(明星大学) 寺島吉彦(国際基督教大学)
藤岡大輔(北海道大学) 藤原祥子(東京大学)
本山智敬(福岡大学) 山本有恵(京都精華大学)

挨拶ならびに要項はこちらからもご覧いただけます

 

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《第40回大会》参集参加の皆様へのお知らせ3点

参集での参加をお考えの皆様に向け、お知らせを第40回大会公式サイトに掲載いたしております。下記の3つのラインナップとなっております。是非大会公式サイトよりご確認ください。

①箕面キャンパスへのアクセス動画をアップしました!
②書籍販売開催決定!
③注意喚起:箕面キャンパスには持ち込みの食事をする場所はありません

大会もいよいよ今週末となり、準備も大詰めを迎えています。直接に顔を合わせるのは実に3年ぶり、という方々もおられることと思います。一人でも多くの皆様のお越しを、準備委員一同、心よりお待ちしております。

日本学生相談学会第40回大会準備委員会
委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長代行 竹中菜苗(大阪大学)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内

《第40回大会》当日参加をお考えの皆様

4月22日(金)より、大会公式サイトから大会プログラムのダウンロードが可能になっております。公開が遅くなり、当日参加を考えておられた皆様にはご心配をおかけしたことと思います。既にお伝えしてありました対談・シンポジウム等のプログラムに加え、魅力的な研究発表の一覧がご覧いただけます。また、当日参加の皆様にも大会特設サイトにログインするためのユーザー名とパスワードを、当日の受付時にお渡しいたします。詳しくは大会公式サイトにてご確認ください。
大会まで残すところ一週間ほどとなりました。多くの皆様のお越しを心よりお待ちしています!

日本学生相談学会第40回大会準備委員会
委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長代行 竹中菜苗(大阪大学)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内

年次総会の参加について

第40回大会に参加申込みをされなかった会員の方で、年次総会に参加を希望される方は、学会事務局(info@gakuseisodan.com)に電子メールにてご連絡ください。
ご連絡いただいた方には、年次総会のZoomのURLを個別にお知らせいたします。

ご連絡の際には、
・氏名
・会員番号
をお知らせください。

※大会期間には対応できませんので、5月5日(木)17:00までにご連絡ください。

事務局長 高野 明

【重要】第40回大会特設サイト用のユーザー名とパスワードを送付しました

大会参加申込・ワークショップ参加申込をされたすべての会員に、特設サイトに入るためのユーザー名とパスワードを4月24日(日)22時30分頃にメール送信しました。
タイトルは「【重要】大会特設サイトのユーザー名とパスワードの送付(日本学生相談学会第40回大会)」、差出人は「日本学生相談学会第40回大会準備委員会」です。
このメールは、大会への予約参加を申し込まれたすべての学会員に届くよう手配されています。未着の方は必ず迷惑フォルダなどをご確認ください。
大会特設サイトは5月4日(水)に公開予定です。大会公式サイトよりアクセスしていただけます。
特設サイトに関してご質問等ございましたら、

第40回大会準備委員会事務局
secretariat-40th[at]gakuseisodan.com(送信時は[at]を@に変えてください)

までメールにてご連絡ください。
特設サイトよりオンラインプログラムにご参加いただくことが可能です。一部、オンラインでは配信されないプログラムもありますので、大会公式サイト「オンライン参加について」をご覧ください。第40回大会は参集開催に向けての準備も整えております。参集参加が可能な方は是非現地にお越しください。三年ぶりにみなさまが集い、交流を深められることを準備委員一同、心より楽しみにしています。

日本学生相談学会第40回大会準備委員会
委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長代行 竹中菜苗(大阪大学)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内

【締め切り間近】第40回大会ワークショップ オンライン参加への変更受付は4月24日(日)までです!

先にご案内いたしました通り、感染症対応により来阪が困難になった方のために、第40回大会への予約参加を済まされた方は一部プログラムを除き、オンラインでご参加いただくことが可能になりました。また、ワークショップは参集形態で申し込まれていた方に関し、オンライン形態への参加への変更を受け付けています。詳細につきましては、大会公式サイトトップページより、お知らせに掲載されている文書「オンライン参加について」をご確認ください。

 ワークショップに参集形態で申し込んでいたが、オンライン参加に変更したいという方は4月24日(日)までに申請を済ませていただく必要があります。期日が迫っておりますので、お急ぎください。

 大会にオンラインでの参加を希望される方についても、意向アンケートを実施しております。感染症の状況も日々変化することから、こちらについては申請の締め切り等は設けておりませんが、会場準備の都合上、変更されるご意向が決まり次第、申請を済ませていただけると助かります。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

日本学生相談学会第40回大会準備委員会
委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長代行 竹中菜苗(大阪大学)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内

【重要】第40回大会に参集での参加が困難になった予約参加者への対応について

新年度が始まり、皆様慌ただしい毎日をお過ごしのことと存じます。

第 40 回大会は感染症拡大予防のための対策を講じた上での参集開催の準備を整えておりますので、皆様には安心してご来場いただきたく思っております。しかしながら、今後、まん延防止重点措置が再度実施される、あるいは各所属機関において出張に関する規制が緩和されない、などの事情により、5 月 6 日〜8 日に大阪までお越しになることができない方が出てくることが想像されます。そこで第 40 回大会では、感染症拡大防止のために来阪が困難な大会予約参加者にオンライン参加を可能にし、お一人でも多くの皆様が大会に参加できる状況を準備いたしております。詳細につきましては、大会公式サイトトップページより、お知らせに掲載されている文書「オンライン参加について」をご確認ください。参集参加からオンライン参加への変更を希望される場合の申請期日が4/24(日)までと大変短くなっております。変更をお考えの方はお急ぎいただきますよう、よろしくお願いいたします。

《研究発表を予定されている皆様》

感染症拡大防止のために来阪が困難な研究発表者に対し、オンラインでの発表への変更を受け付けます。研究発表を予定されている皆様にはプログラム委員会よりメールにてご連絡いたしますので、そちらをご確認ください。大会まであと少しの状況でのご連絡となってしまい、誠に申し訳ございません。皆様にはご心配とともにご迷惑をお掛けしているかと存じます。参集・オンライン両方の開催が充実したものになるよう、準備委員一同、精一杯準備を進めております。ご理解・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

日本学生相談学会第40回大会準備委員会
委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長代行 竹中菜苗(大阪大学)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内

感染症対応により参集参加が困難になった予約参加者への対応について

謹賀新年:大会公式サイトにキャンパス紹介動画をアップしました!

明けましておめでとうございます。
新型コロナウィルスの感染拡大状況は予断を許しませんが、それでも数年ぶりに
「帰省ラッシュ」という言葉も聞かれる年末年始でした。
皆様にとって実り多き一年となりますよう、祈念いたしております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。第40回大会まで4ヶ月となりました。
準備委員会一同、なんとか参集大会を実現したいと願いながら
引き続き準備を進めてまいります。

第40回大会公式サイト「お知らせ」欄にて、会場となる大阪大学吹田キャンパス
および箕面キャンパスの紹介動画をご案内しています。
1分20秒ほどの短い動画ですが、参集大会に向けて、
気持ちを盛り上げてもらえることと思います。
大会公式サイトをぜひご覧ください。以下のサイトからもご覧になれます。
https://vimeo.com/661851556

ワークショップおよび研究発表の申し込みが今月11日(火)と迫っております。
申し込みをお考えの皆様におかれましては、ご準備のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

日本学生相談学会第40回大会準備委員会
委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長 石金直美(大阪大学)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10
大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内

第40回大会参加申込、研究発表申込が始まっています!

「第40回大会公式サイトがオープンしました!2022 年 5 月 6 日(金)~8(日)大阪大学吹田キャンパスにて、3年ぶりの参集大会の実現を目指して準備を進めております。ワークショップ全10コース、大会特別対談(「クロストーク:リアルとネットの交差点」 土井隆義氏×岩宮恵子氏)、シンポジウム(「リアルとオンラインの交差点~学生相談・支援の新しい『繋がり方』を求めて」)など、魅力的なプログラムをご用意しています。見通しの立てづらい日々が続いておりますが、皆様どうぞ奮ってご参加ください。詳しくは、学会サイトに掲載されている第40回大会公式サイトのバナーからご覧ください。

ワークショップ参加申込・入金期限:2022 年 1 月 11 日(火)

(ワークショップのみの参加も可能。オンライン参加が可能なコースもあります。)

研究発表申込期限:2022 年 1 月 11 日(火)

大会予約参加申込・入金期限:2022 年 3 月 14 日(月)

ワークショップ、研究発表申込は期限が迫っています。急ぎご検討ください。申込に必要なユーザー名とパスワードは、12月下旬発行の「学生相談研究第42巻第2号」に同封の「日本学生相談学会サイトの会員専用ページにログインするためのユーザー名とパスワードのお知らせ」に記載されています。

なお、今後のコロナウィルス感染拡大状況や社会状況の変化によっては、全面的なオンライン開催への変更の可能性もあります。オンライン開催に変更された場合のワークショップや研究発表の実施方法についても公式サイトでご案内しておりますので、ご確認ください。

来年5月、新緑の眩しい大阪・北摂の地で皆様にお会いできることを心待ちにしています。

日本学生相談学会第40回大会準備委員会

委員長 水田一郎(大阪大学) 事務局長 石金直美(大阪大学)

〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町 1-10 大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター学生相談室内」

学生相談機関に関する調査終了のお知らせ

学生相談機関に関する調査を終了いたしました。お忙しい中、多くの皆様にご回答いただきまして、こころから感謝いたしております。本当にありがとうございました。きちんと分析して、後日ご報告させていただきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

研究委員会(学生相談機関に関する全国調査ワーキンググループ)

第40回大会公式サイトがオープンしました。

 2022年5月6日(金)~8日(日)、大阪大学吹田キャンパスにて開催予定の日本 学生相談学会第40回大会の公式ウェブサイトをリリースいたしました。
学生相談学会正会員・名誉会員・特別会員・機関会員(1機関2名まで)であれば、どなたでもご参加いただけます。
 第40回大会準備委員会では、ワークショップ、大会特別対談、大会シンポジウム等、魅力的なプログラムをご用意し、三年ぶりの参集大会の実現に向けて準備を進めています。
詳細は大会公式サイトよりご確認いただけます。ご覧いただき、奮ってご参加ください。
 なお、大会参加申込・研究発表申込のためには学会ホームページ・会員専用ペー ジにログインするためのID・パスワードが必要です。
ID・パスワードについては「会員マイページ」にご登録いただくことで、そちらからご確認いただけます。

(※現在、会員マイページは個人会員のみが利用できます。機関会員向けの会員マイページは、今後導入予定です。ご了承ください。機関会員の方の申込に際し、ID・パスワードがわからない場合は大会準備委員会事務局 secretariat-40th@gakuseisodan.com までお問い合わせください。)

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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2021年度奨励賞候補者推薦のお願い

 日本学生相談学会では、学生相談に関わる優れた研究や実践を行っている若手会員を対象に、奨励賞を授与しています。奨励賞候補者の推薦は正会員であればどなたでもできます。詳細は会員専用ページから、推薦要領をご確認の上、指定の推薦書を用いてご応募ください。

【締め切りを延長しました】学生相談機関に関する調査への再度のご協力のお願い

日頃から日本学生相談学会の活動にご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。

さて、去る6月に日本学生相談学会より「学生相談機関に関する全国調査」へのご協力をお願いしておりました。10月15日を回答の締め切りとしておりましたが、締め切りを11月25日まで延長いたしました。この調査は学生相談の動向を理解するために、3年毎に定期的に実施している調査です。コロナ禍もあり業務等も大変なこと存じますが、そのコロナ禍での状況を記録に残す貴重な機会でもあります。お忙しいところ本当に申し訳ございませんが、まだ回答されていない学生相談機関ご担当者様には、本調査の趣旨をご理解いただき、ぜひご回答いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

日本学生相談学会理事長 

甲南大学教授 高石恭子

※調査の詳細はトップページ右上の赤いバナーをクリックしてください。※

こころの「密」を取り戻すための長い道のりに向けて(理事長メッセージ)

こころの「密」を取り戻すための長い道のりに向けて

理事長 高石恭子(甲南大学)

 さわやかな秋の風がキャンパスを通り抜ける季節が訪れ、多くの大学で後期の授業が始まりました。コロナ禍の前には、学生による大学祭などの準備が本格化し、放課後もキャンパスに活気があふれていた時期です。
 しかしながら、今年度も春の第4波、夏の第5波と、感染拡大のうねりは繰り返し各地域を襲い、そのたびに大学の活動方針も変化して私たちは対応に追われました。9月末で19都道府県に発令されていた緊急事態宣言は解除されましたが、いったん波は去ってもまたすぐ戻ってくるだろうと専門家は予想しています。若い世代へのワクチン接種の機会提供も予定通りに進まず、とりわけ首都圏や都市部の大学では、遠隔授業を継続しながら慎重に対面再開を模索する方針が取られているようです。今度こそ毎日友達と会える、と楽しみに待っていた学生たちのため息が聞こえてきそうです。
 コロナ禍の1年目、学生も私たちも「収束後」を待つという意識を、多かれ少なかれ抱いていたのではないでしょうか。もう少し待てば、もう少し我慢して頑張れば、元通りに近いキャンパスライフが可能になると信じようとしたのです。しかし、現在の2年生は、すでに学生時代の大半がコロナ禍の影響下のまま終わることが見えてきています。あるはずのキャンパスライフが失われたまま、社会に巣立っていかなくてはならないという近未来の現実です。学生相談・学生支援に携わる私たちも、もうそろそろ「待つ」ことを止め、今、この瞬間にできることを全力で果たすという意識に転換すべき時に来ているのではないでしょうか。

 「本来あるはずだったキャンパスライフの喪失」は、大規模自然災害に匹敵する影響を長期にわたって学生のこころに与え続けること、そしてその喪失に対するこころの反応は一定のプロセスをたどり、状況によっては無力感やうつ状態が長く続いて深刻化しうるということを、昨年からいろいろな場でお伝えしてきました。さらに、コロナ禍という災害がもたらす喪失については、2001年のニューヨークでのテロ災害や2011年のわが国での東日本大震災(津波と原発事故)の後に注目された「あいまいな喪失」という概念が、理解を助けてくれる可能性にも触れてきました。
あいまいな喪失ambiguous lossとは、アメリカの家族療法家ポーリン・ボスがベトナム戦争で行方不明になった兵士の家族や、認知症になった人の家族と向き合うなかで生まれた概念です。自分にとって重要な対象(物理的であれ心理的であれ)が消えたのは確かだけれど、何がいつ決定的に失われたのかはっきりしないまま、解決することもなく、終わることもない喪失を意味し、それゆえ、未来に向けて回復の過程を歩むこともいっそう難しい特徴をもつと考えられています。
ボスの理論や実践の詳細は成書に譲りますが、コロナ禍で私たちが晒されているのは、まさにあいまいな喪失体験の連続だと言えるのではないでしょうか。あったはずの語らい、触れ合い、悩みや迷い、夢を育むこと、実現に向けた試行錯誤、達成感や悔しさ。それら多くの可能性が日々刻々と失われていっているのです。そのストレスと傷つきを学生たちがどう受け止め、乗り越えていくかは未知の挑戦です。学生相談・学生支援に携わる私たちは、失われたものの回復に力を注ぐことはもちろんですが、それと同時に、回復しえないものを共に悼み、学生たちがあいまいなままの喪失を抱えて社会へ巣立っていくこころの過程に寄り添い支える役割が求められているのだと思います。

 学生のこころのケア、とくに現在の2年生の望まない孤独(友人ができないこと)への対応が急務であることは、多くの調査結果やメディアの報道にあるとおりです*。これは、感染対策をして、対面授業を再開すれば解決するという次元の問題ではありません。学生時代は、多くのみなさんの記憶にもあるとおり、学業だけでなく課外活動や趣味、アルバイトなどを通して同世代の仲間と密接に関わり、夜通し語り合い、生涯の財産となる友人関係を構築するときです。また、教員の人間性に触れ、将来を左右するような師弟関係が生まれるときでもあります。それらは、言語以前の原初的な(限りなく距離がゼロになる)コミュニケーションの次元が深くかかわってこそ、可能になることではないでしょうか。
コロナ禍の学生たちにとって今最も必要なのは、そのようなかけがえのない経験を可能にする、こころの「密」を取り戻すことだと私は思います。常にマスクをつけ、Social Distancingを求められる生活のなかで、学生たちはたとえ相手が親しい友人であっても、距離を近づけることへの葛藤や、罪悪感を抱えるようになっています。「一緒に居たい」と誘うことはおろか、誘われることを恐れてSNSに自分の所在を呟くことさえためらう学生もいるほどです。万一自分が感染源になってコミュニティから排除されたらどうしようという恐怖や、配慮のない人間だと見られるのではないかという不安は、学生期の親密な人間関係の構築にとって、大きな障壁となっているのです。
 このような状況が何年も続けば、当然、社会への巣立ちに向けた学生のアイデンティティ形成に深刻な影響を与えることは容易に想像できるでしょう。もちろん、感染リスクを無視して物理的な「密」を許容するわけにはいきません。しかしながら、画面越しであっても、マスク越しであっても、私たちは学生たちが抱く罪悪感をやわらげ、人と深くかかわりたいと思う当たり前の欲求を肯定し、その希望を叶えるためのさまざまなしくみと環境を作ることはできるはずです。
たとえば授業をもつ教員なら、いつもよりこころを込めて自分の人生を語り、窓口の職員なら対応のルーティーンを拡張して目の前の学生個人にもっと関心を寄せ、カウンセラーなら身についた傾聴姿勢に甘んじることなく、自分が今何を受け止め、何を学生に伝えたいのか、ことばや身振りで能動的に表すいっそうの努力をするといったことはすぐ可能でしょう。そういった意識や取り組みが伴ってこそ、物理的な「対面」機会の増加が学生の成長につながるのだということを、丁寧に心に留めておきたいと思います。

 そうはいっても、感染リスクの回避(安全の確保)と、こころの「密」の実現(人間的成長を促すこと)は、二律背反の難しい問題に違いありません。これからの学生相談・学生支援において、私たちはこの難問にどのように向き合っていけばよいのでしょうか。
 たとえば、アメリカの大学では秋学期の開始に備えて、各大学の学生相談機関での活動指針や利用のルール作りがすでに行われています。また、その判断において参照できるよう、ACHA(アメリカ大学保健協会)がCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の勧告に基づきキャンパス全面再開のためのチェックリストを作成しています**。保険制度などがわが国と異なる条件の下でのリストなので、そのまま適用することはできませんが、参考になる示唆はたくさんあります。第一に、今後も学生相談は遠隔と対面のハイブリッドモデルでの提供が推奨されること、第二に、コロナ禍の複雑でトラウマティックなストレスは、今だけでなく将来の世代の大学生にも及び、精神衛生上の問題を抱える学生の割合が増え、レジリエントなアイデンティティの形成に悪影響を与える可能性があることです。
 わが国でもそれは同様です。私たちは、それらの予測される問題に対して取り組まねばならない長い道のりの途上にいるということです。学生相談機関が、また学生支援に携わる教職員が、短期的そして長期的に何を果たしうるか、会員のみなさんと一緒に考え続けていきたいと思います。引き続き、本学会活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

参考
*文部科学省高等教育局・総合教育政策局「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等の学生生活に関する調査等の結果について」

*朝日新聞×河合塾 共同調査 特集「ひらく 日本の大学」2020年度調査結果報告

*関連記事

*全国大学生活協同組合連合会 「届けよう! コロナ禍の大学生活アンケート集計結果報告」

**ACHA(American College Health Association)Checklist for Considerations Related to Full Reopening Campus Mental Health Service Operations (revised July 15, 2021)

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2021年度 学会推進研究募集のお知らせ

学会推進研究にご応募ください!
「学会推進研究」は、本学会正会員の研究活動に対して研究費を助成するものです。学生相談の日々の実践を言語化し検証する、あるいは、新たな知の発見をめざすための活発な研究活動を応援したいと思います。会員のみなさまの応募をお待ちしています。

 ・研究テーマ:学生相談に関連していること
 ・助成金額:1件あたり10万円以内
 ・助成金交付予定:2022年2月
 ・応募締め切り:2021年10月15日(金)(必着)

詳細は会員専用サイトから応募要領をダウンロードしてご覧ください。

(研究委員会)

第53回学生相談セミナー受付を締め切りました

会員の皆様
 定員に達したため、7月5日にて第53回学生相談セミナー(オンライン)の受付を終了いたしました。
 これから、申込んでいただいた皆様のお手元に振込先等のご案内が届きます。
 しばらくしてもご案内がお手元に届かない場合はお問い合わせください。
問い合わせ先:

 この度はお申込みいただきありがとうございました。
セミナーにてお目にかかれることを楽しみにしております。

研修委員長 寺島吉彦

2021年度資格認定申請要項をWeb配信します(会員限定)

大学カウンセラー資格および学生支援士資格の2021年度資格認定申請要項をWeb配信します(会員限定)。
以下のURLにアクセスしてご確認ください。

https://www.gakuseisodan.com/cmt/cert/guide/

閲覧には学会員専用サイトのユーザー名とパスワードが必要です。
申請要項をお読みになり、必要な書類をダウンロードして申請してください。

第53回学生相談セミナーのお知らせ

会員の皆様

 第53回学生相談セミナーを添付の形で開催することになりました。
 ご案内が遅くなってしまって申し訳ありません。
 オンライン形式での開催は3回めとなります。 

今回は、
 パートA
 ・倫理委員会・研修委員会合同企画
  「 遠隔相談における倫理的配慮 -架空事例を用いての検討- 」
 パートB
 ・「家族(保証人)対応の実際」(仮)
 ・「日常が変わる オープンダイアローグのエッセンス」

 

 のプログラムをご用意して、みなさまのご参加をお待ちしています。 

最新の情報を学会サイトに掲載します。
 そちらもご参照の上お申込みいただけますと幸いです。 

研修委員長
寺島吉彦

夏のオンラインセミナー2021年度案内

遠隔相談実施状況調査へのご協力のお願い

すでに、みなさまの学生相談機関あるいは大学にご依頼させていただきましたとおり、コロナ禍における学生相談機関の遠隔相談の実施状況、その困難や利点、ガイドラインの活用状況の把握を目的とした調査を実施いたします

我が国で初めての学生相談機関の遠隔相談実態調査となります。また、アフターコロナ時代における遠隔相談の可能性についての議論を進めていく上での貴重な基礎資料ともなると考えます。
ご協力を心よりお願い申し上げます。

_オレンジ色のバナーより回答フォームにアクセスしてください。_



締め切り:2021年7月31日

お問い合わせ先
特別委員会委員長 岩田淳子
メール:enkakusoudan2021@gmail.com

法人化説明会と年次総会の参加について

第39回大会(オンライン)に参加申込みをされなかった会員の方で、法人化説明会と年次総会に参加を希望される方は、学会事務局(gakuso@coral.broba.cc)に電子メールにてご連絡ください。ご連絡いただいた方には、法人化説明会と年次総会のZoomのURLを個別にお知らせいたします。

ご連絡の際には、
・氏名
・会員番号
をお知らせください。

なお、大会に参加申込みをされている会員の方は、大会特設サイト経由で法人化説明会と年次総会にご参加いただけます。

事務局長 高野 明

学生相談ニュース127号の発刊について

 2021年4月26日に学生相談ニュースNo.127(4月号)が発行されました。会員ページに掲載しましたので、お知らせいたします。

                                          広報委員会

コロナ禍、2年目の春に (理事長メッセージ)

コロナ禍、2年目の春に (理事長メッセージ)

理事長 高石恭子(甲南大学)

 キャンパスに、再び春がめぐってきました。昨春とは異なり、舞い散る桜の木の下には、マスクをした学生たちが三々五々語らう姿が見られます。新2年生と新入生の合同入学式を執り行う大学もあります。地域の感染状況によって、まだ学生が登学できない場合もあるかもしれませんが、入学式とそれに続く歓迎行事は、まさに「大学生として生まれる」ための大切なイニシエーションです。子どもがこの世に生まれてきたとき、家族や周囲の人々が祝福するように、大学生もまた「わがキャンパスへようこそ」「今日から○○大学生だね」と歓迎のシャワーを浴びることによって、これまでとは違う、学生になった自分というアイデンティティを築き始めるのだということを、私たちは忘れずにいたいと思います。
 この一年間、学生たちは、「あるはずのキャンパスライフ」を喪失し続けてきました。その問題の重要性に途中で気づいた政府やそれぞれの高等教育機関は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策をとりつつ、できるだけ学生がキャンパスに来て対面授業を受けられるよう工夫を重ねてきています。しかしながら、感染防止策の徹底とはすなわち、キャンパスにおける偶然の出会いや多様な生の経験をできるだけ排除するということでもあります。ソーシャル・ディスタンスを確保した対面授業の受講だけでは、学生時代にこそ得られる豊かな人間形成のための濃密な時間を埋め合わせることは決してできないでしょう。
 そのような状況下で、私たち学生相談に携わる者にできることは何でしょうか。また、気づいておく必要があるのは、どんなことでしょうか。

 本学会では、昨年3月に「学生相談における遠隔相談導入に関する検討チーム」を発足させ、コロナ禍の下でも途切れずに学生相談活動を行うことを目指して、インターネットを用いた新たな遠隔相談の方法について紹介し、また遠隔から対面相談を再開するときの留意点についても広く情報発信してきました。それらは、会員のみなさまに一定の指針として役立てていただけたのではないかと思います。
必要に迫られてという側面はあったにせよ、1年が過ぎるうちに、私たちの多くは、遠隔相談を一つの選択肢として日常的に実施し、遠隔で授業や会議を行い、遠隔で研究発表をしたり研修を受けたりするようになりました。体験してみて、それらの利点や限界も理解されるようになっています。感染拡大第4波の到来が予見される今春ですが、かりに教職員や学生が再び入構禁止になり学生相談機関が閉室されても、昨年のようにあわてず、私たちはさまざまな方法で学生相談を提供できます。おそらく、この1年で築いた新しい学生相談様式は、コロナ禍の収束後も消えることなく引き継がれていくでしょう。
 その新しい様式を前提として、コロナ禍2年目を迎えた高等教育の場に学生相談が貢献できることは何かを見据えていくために、前述した本学会の遠隔相談導入検討チームのメンバーは「コロナ禍の学生相談検討チーム」として活動を継続することになりました。遠隔相談に限らず、各学生相談機関での独創的な取り組みや参考になる実践を紹介し、それらを通して今後の学生相談活動に向けたヒントを示していけたらと考えています。

 さまざまな機会にお伝えしていることですが、学生相談は個別教育の一環であり、すべての学生のこころの成長を支え、社会への主体的な巣立ちを目指す営みです。こころの成長のステップは一段ずつ踏んで進んでいく必要があり、途中のプロセスをスキップすることはできません。今、そしてこれから、私たち学生相談に携わる者に求められているのは、コロナ禍で失われ続けるキャンパスライフ(あるはずが、ないもの)により自覚的になり、その喪失からのこころの復興のために、力を尽くすことではないでしょうか。
 長く続くコロナ禍によって社会の不安は増大しており、残念ながら、大学生や若者に対して厳しいまなざしが向けられる状況が続いています。また、学生が巣立つ先の社会の受け皿はコロナ禍の前と大きく変容しており、将来をうまく描けなくなっている学生も少なくありません。多くの大学の相談機関で、後期に入ってからの利用件数の増加(例年より多い傾向)が報告されています。コロナ禍前と比べて、昨秋から若者と女性の自殺率が上昇しているという心配なデータもあります。私たちは、相談に訪れる学生だけでなく、援助を求めてこない、孤立してしまった学生ともつながる努力を続けなくてはならないのです。その方法については、本学会が2014年に作成した「学生の自殺防止のためのガイドライン」*に示されているとおりです。
 人のこころは、危機状況に長く耐えられるようにはできていません。昨年は無我夢中で乗り切ったとしても、コロナ禍2年目は、学生も教職員も張り詰めていた緊張の糸が切れ、支えを必要とするリスクが高まります。学生相談の真価が問われる時期は、これからだと言えるでしょう。援助をする側の私たちも、燃え尽きてしまわないよう、今までよりいっそう仲間との交流を絶やさず、支え合う必要があります。広報誌の「学生相談ニュース」でも紹介してきたように、全国の各地域にはさまざまなネットワーク(地区の学生相談研究会)が形成されています。自分の体験を分かち合う仲間がいないと感じたら、ぜひそれらに参加してみて下さい。

 最後に、最終年度を迎える今期の執行体制(第11期常任理事会)の活動状況をご報告しておきます。
この1年、すべての会合は遠隔で実施され、一度もキャンパスに入れなかった学生同様の忍耐や寂しさも経験しましたが、それぞれの委員会の積極的な活動により、ほぼ計画通りに事業を進めることができました。2022年4月の法人設立を目指して準備が進んでおり、今年度の早い時期に会員管理のオンライン化を行うほか、機関誌「学生相談研究」のオンライン査読システムの導入、「学生相談ニュース」の電子化(紙媒体の廃止)などが予定されています。また、3年に1度の「全国学生相談機関調査」も完全ウェブ実施で行われます。移行に際しては、会員のみなさまにいろいろご不便やお手数をかけることになるかもしれませんが、より盤石な学会運営体制を構築していくために、ご理解とご協力をいただけましたら幸いです。

*https://www.gakuseisodan.com/wp-content/uploads/public/Guideline-20140425.pdf
日本学生相談学会 2014 学生の自殺防止のためのガイドライン 

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