ワークショップ

参集会場は 新宿NSビル です。
実施時間は【コース1~8,10】は13:00~18:00ですが、【コース9】のみ9:00~15:00(昼休憩1時間)です。

No. 講師 領域 タイトル 参集定員 オンライン定員
1. 杉岡 正典
佐藤 枝里
A 学生相談“スピリット”って何だろう?
~理念と実践を考える~
【オンライン開催】
50名
2. 石村 郁夫 B コンパッション・フォーカスト・セラピー入門
~学生や教職員のメンタルヘルスの予防の視点を踏まえて~
【ハイフレックス開催】
40名 30名
3. 西村 馨 B メンタライジングで広げる大学生のグループの可能性
【参集開催】
40名
4. 森平 直子 B 音楽を使ったマインドフルネス
~学生相談室での調整的音楽療法グループの実際~
【参集開催】
20名
5. 高橋 知音 C 発達障害のある学生のアセスメントと支援
(読み書き困難の評価と支援含む)
【ハイフレックス開催】
50名 30名
6. 三原 聡子 D 大学生のインターネット依存・ゲーム障害の理解と支援
【参集開催】
40名
7. 大塚 斉
塩谷 隼平
D 不十分・不適切な養育環境で育った青年の支援について
(児童福祉施設で育った学生の特徴と支援含む)
【参集開催】
40名
8. 髙橋 あすみ
大塚 尚
D 学生の自殺防止について、今考える
~予防教育から現場対応まで~
【ハイフレックス開催】
40名 30名
9. Mariko Lin
Naomi Collette
Sarah Shinn
E Student Counseling in America
【オンライン開催】
50名
10. 二宮 有輝
杉江 征
F (研究委員会企画)入門 テキストマイニング
【ハイフレックス開催】
20名 30名

各コースは日本学生相談学会認定「大学カウンセラー」「学生支援士」の資格取得および継続研修のための研修カリキュラムのそれぞれの研修領域に該当します。

また、(財)日本臨床心理士資格認定協会が定める臨床心理士資格更新要件「教育研修機会」のうち、「関連学会での諸活動への参加:ワークショップ」に認定されます。参加された方には研修証明書を発行します。

研修証明書の発行には5時間の出席が義務付けられています。途中入場、退場の場合は要件を満たすことができませんのでご了承ください。

当サイト「参加申込・研究発表申込」より大会参加申込フォームに進み、【参加条件】をご一読の上、希望するコースを第 3 希望まで選択してお申し込みください。先着順で受講コースを決定します。また、ワークショップは当日受付による参加はできません。

    ワークショップ申込・入金期日:2023年1月17日(火)

今大会ワークショップの開催方式は、下記の3パターンです。

  1. オンライン開催のみのコース
  2. 参集開催のみのコース(参集会場は新宿NSビル)
  3. 参集とオンラインのハイフレックス開催のコース(参集会場は新宿NSビル)

ハイフレックス開催のコースをご希望される際は、参集かオンラインかもプルダウンリストより選択して下さい。先着順で受講者を決定いたしますので、お早めにお申し込みください。

予約参加と同様の要領でワークショップ参加費を 2023年1月17日(火)までにお振込みください。参加申込フォームの送信と参加費の受領をもって参加申し込みの完了といたします。受講コースの通知は 2023年3月上旬頃にメールにてご連絡差し上げる予定です。

参集参加を希望された方の中で、参加申し込み完了、かつ、下記の受講形式変更条件の1~4のいずれかに該当し、期日までに申し出があった場合、オンライン参加へ変更可能にします。なお、条件を満たしていることを示すための証明書の提出は求めません。 

受講形式変更条件 

  1. 東京都にまん延防止等重点措置などが実施されている。 
  2. 居住地域にまん延防止等重点措置などが実施されている。 
  3. 所属機関における、感染症拡大防止のための出張に関する規制が緩和されない。 
  4. その他、感染症対応に関して対面で参加することが危険と判断される。(例:陽性者になった/濃厚接触者になった/基礎疾患があり医師に移動を止められている等) 

【参集開催コース受講者】

ワークショップの第2希望または第3希望を【オンライン開催コース】【ハイフレックス開催コース】で申し込んでおり、受講形式変更条件のいずれかに該当する場合、2023年5月1日(月)までに演題登録・プログラム担当宛(program-41st@gakuseisodan.com)に申し出れば、第2希望もしくは第3希望のコースのオンライン参加受講に変更できます。 

【ハイフレックス開催コース受講者:参集参加を希望して申し込みをされた方】

受講形式変更条件のいずれかに該当する場合、2023年5月1日(月)までに演題登録・プログラム担当宛(program-41st@gakuseisodan.com)に申し出れば、オンライン参加に変更できます。 



コース紹介


1. 学生相談“スピリット”って何だろう?
    ~理念と実践を考える~

    研修領域:A
    オンライン開催
    定員:50名

講師:杉岡 正典(名古屋大学)・佐藤 枝里(中部大学)

昨今多様な学生たちが進学し学生支援の現場ではこれまでにない対応が求められてきているように思います。本コースでは、学生相談の理念や使命に立ち返りつつ学生対応の今日的課題を取り上げます。ミニレクチャー、グループディスカッションなどを通して学生相談の醍醐味を共有していけたらと思います。学生支援や学生相談に携わって間もない教職員、高等教育現場での臨床実践の浅いカウンセラーを対象とします。非常勤やひとり職場の方も歓迎します。

【備考】事例を募集します。

すぎおか まさのり 臨床心理士。国立大学で学生相談を始めて15年ほど経ちました。日々の学生支援のなかで生じる疑問や迷いを話し合うことで、明日からの実践が少し楽しく、見通しのよいものになればと思っています。

さとう えり 臨床心理士。相談室で心の成長支援に携わり4半世紀となりました。当日は私立大学専任カウンセラーの立場から、みなさまに学生相談の魅力と可能性に触れていただけるような内容にしたいと思っています。



2. コンパッション・フォーカスト・セラピー入門
    ~学生や教職員のメンタルヘルスの予防の視点を踏まえて~

    研修領域:B
    ハイフレックス開催
    総定員:70名(参集定員:40名、オンライン定員:30名)

講師:石村 郁夫(東京成徳大学)

コンパッション・フォーカスト・セラピー(Compassion Focused Therapy:CFT)はここ最近の研究で抑うつや不安の軽減に対して最も効果量の高い(g=0.83)アプローチです。同時に、ウェルビーイングなどのポジティブな側面に大きく寄与するため、学生のメンタルヘルスへの中長期的な予防効果が期待されております。本研修では、CFTの基礎理論やエクササイズを紹介し、学生や教職員へのメンタルヘルスの予防にどのように役立つか検討します。

【備考】質疑応答の際に簡単な事例を紹介していただければご回答させていただきます。

いしむら いくお 公認心理師、臨床心理士、指導健康心理士。2018年に英国国立ダービー大学大学院のコンパッション・フォーカスト・セラピーのグラジュエイト・コースを終了。日本ヒューマン・ケア心理学会事務局長。



3. メンタライジングで広げる大学生のグループの可能性
    研修領域:B
    参集開催
    定員:40名

講師:西村 馨(国際基督教大学)

本ワークショップでは、現代学生のニーズに応える実践のヒントとして「メンタライジング」の概念に注目します。MBT(メンタライゼーションに基づく治療)の方法とグループの方法を紹介し、学生相談でのグループを豊かにする方法を検討します。講義と質疑応答(備考参照)の後、ロールプレイを行い、体験的に理解を深めていきます。個人面接のヒントにもなると思いますので、グループに関心がある方、ない方、どなたでもご参加ください。

【備考】詳細な事例検討はしませんが、実施中のグループプログラムについての質問は受け付けます。特段の準備は不要です。

にしむら かおる 若者のグループに関心を持ち、いろいろやってきた元会員。日本集団精神療法学会理事、IAGP(国際集団精神療法学会)前理事、日本メンタライゼーション研究会運営委員など。よろしくお願いします。



4. 音楽を使ったマインドフルネス
    ~学生相談室での調整的音楽療法グループの実際~
    研修領域:B
    参集開催
    定員:20名

講師:森平 直子(相模女子大学)

調整的音楽療法は、音楽を聴取しながら行うマインドフルネスの原理に基づく心理療法です。参加者にもセラピストにも音楽の知識や技能は必要とされません。音楽を使用することでキャンパスの喧騒の中でも瞑想の態勢を取りやすく、悩みを語ってもらう必要もないため、心理教育的グループとして導入しやすい方法です。本ワークショップでは、色々な曲を使ってセッションを体験していただき、クライアントとの効果的なやり取りのポイントをお話しします。

もりだいら なおこ かつて15年間ほど学生相談室で、今は子育て支援やリワークでこの療法を使用しています。セラピストである自分自身の心身の調整とクライアントの心身の状態への共感性を高めるためにも有効だと感じています。



5. 発達障害のある学生のアセスメントと支援
    (読み書き困難の評価と支援含む)
    研修領域:C
    ハイフレックス開催
    総定員:80名(参集定員:50名、オンライン定員:30名)

講師:高橋 知音(信州大学)

発達障害のある学生に多くみられる読み書き困難や関連の認知機能のアセスメントに焦点をあてて、講義と模擬事例の検討を行います。学修困難を生じさせるさまざまな背景要因を理解し、アセスメントの結果から効果的な学修支援、合理的配慮を提案できるようになることを目標とします。2022年に出版された読字・書字課題(RaWF)、読み書き支援ニーズ尺度(RaWSN)の実施法、解釈法も紹介します。

たかはし ともね 教員養成や心理士養成に携わりながら、障害学生支援や学生相談にも関わっています。私自身、読み書きが遅かったり、不注意や感覚過敏があったりしますが、学生の困難を理解する上で役立っているように思います。



6. 大学生のインターネット依存・ゲーム障害の理解と支援
    研修領域:D
    参集開催
    定員:40名

講師:三原 聡子(独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター)

長引くコロナ禍の影響で、大学に友達が作れないまま学生生活を送るなど、学生生活が著しく変化しています。そのような中、インターネットやオンラインゲームにはまり、抜け出せなくなる学生も増えています。当日は、インターネット依存やゲーム障害の基礎的な話から最新の研究、学生がインターネットのどのようなことに、どうしてはまってしまうのか、それに対してどのような支援ができるのかについて、お伝えしたいと思います。

みはら さとこ 臨床心理士、精神保健福祉士、公認心理師。筑波大学大学院博士後期課程修了。生涯発達科学博士。インターネット使用障害に関するWHO会議参加者。日本公認心理師協会アディクション臨床委員会委員長。



7. 不十分・不適切な養育環境で育った青年の支援について
    (児童福祉施設で育った学生の特徴と支援含む)
    研修領域:D
    参集開催
    定員:40名

講師:大塚 斉(武蔵野児童学園)塩谷隼平(東洋学園大学)

児童養護施設で育った子ども達や十分な養育に恵まれなかった子ども達は、大学等では「普通の学生」として見られたいと思うので、不十分な養育環境で育ったことを開示せず、大学のサポート資源を使えないことも多い。広く逆境的環境の中で育った子ども達にどのような支援や配慮が必要か。受け入れる大学組織の立場から、また送り出す児童養護施設の立場から考えてみたい。また参加者が実際に困っていること、感じられていることも共有できる時間にしたい。

おおつか ひとし 児童養護施設の心理士として20年勤める中で、大学等に進学した子ども達も見てきました。

しおや しゅんぺい 平日は大学教員として学生の教育に勤しみ、週末は児童養護施設の非常勤心理職として働く生活を15年ほど続けています。



8. 学生の自殺防止について、今考える
    ~予防教育から現場対応まで~
    研修領域:D
    ハイフレックス開催
    総定員:70名(参集定員:40名、オンライン定員:30名)

講師:髙橋 あすみ(北星学園大学)大塚 尚(東京大学)

学生の自殺防止のための予防教育から現場対応まで、講師2名と考えていくワークショップです。前半は、学生の自殺を取り巻く状況について紹介した上で、自殺予防教育や援助要請の促し方など、面接室の外で行う具体的な実践について考えます。後半は、死を思う学生との面接、危機対応、連携、事後の支援など、日常の臨床で出会うハウツーでは対応しきれない様々な問題について、カウンセラーはどう向き合っていくべきかを考えます。皆さんとのグループディスカッションも予定しています。

たかはし あすみ 大学での自殺予防教育、インターネットを活用した自殺予防の効果、有名人の自殺報道後のグリーフケアなどに関心があります。

おおつか ひさし 学生相談は、非常勤・兼担・専任と15年ほどになりました。最近は、アート表現と青年の自殺対策の研究・実践などもしています。



9. Student Counseling in America
    研修領域:E
    オンライン開催
    定員:50名
    こちらのコース9のみ、開催時間が異なります( 9:00 ~ 15:00 開催 ※途中休憩1時間)

講師:Mariko Lin (Oregon University)Naomi Collette (Global human collective, LLC)
Sarah Shinn (Global human collective, LLC)

アメリカ、オレゴン州とオンラインでつながるワークショップです。現地時間との時差を考慮し、日本時間の9:00から始まります。前半3時間はポストコロナのアメリカの学生の姿や学生相談の現状を、オレゴン大学を例にLin先生が英語でゆっくりお話しし、カウンセリング特有の英語表現等も学びます。講師兼通訳のNaomiが随時サポートいたしますからご安心ください。昼食休憩をはさみ後半2時間は、異文化背景の学生を理解する方法をNaomi&Sarahとともに学びます。ディスカッションも取り入れますが日本語で大丈夫です。このワークショップがあなたの発想と想像力を柔軟にし、明日からの学生理解に役立つことを願います。

Mariko Lin オレゴン大学カウンセリング・サービスのアシスタント・ディレクター、教育・予防アウトリーチ・ディレクターで、大学生にセラピーを提供する傍ら、教育プログラム、予防の取り組み、アウトリーチ活動を統括している。包括性と社会正義の価値観を持ち、学生のエンパワーメント、メンタルヘルスに関するスティグマの軽減、社会から疎外された学生へのサービスアクセスの向上に熱心に取り組んでいる。インディアナ州で生まれ育ち、ノースウェスタン大学で学士号を取得。平和部隊のボランティアとしてネパールに派遣された後、米国に戻り、ウィスコンシン大学マディソン校でカウンセリング心理学の修士号と博士号を取得。

Naomi Collette 脳と心の統合的研究の修士号を取得しています。20年以上、留学生プログラムに従事し、日本人や他の留学生が大学キャンパスにうまく適応できるよう異文化、問題解決、レジリエンスを教育に取り込みサポートした。出身は東京。

Sarah Shinn 教育指導と政策の修士号を取得し、12年以上にわたり、学生支援、リーダーシップ開発、コミュニティ支援、国際・異文化教育、日米関係などの学生関連業務に携わってきた。 オレゴン州に生まれ育ち、埼玉県で過去3年間英語教師として勤務。



10. 【研究委員会企画】入門 テキストマイニング
    研修領域:F
    ハイフレックス開催
    総定員50名(参集定員:20名、オンライン定員30名)

講師:二宮 有輝(人間環境大学)
ファシリテーター:杉江 征(筑波大学)

テキストマイニングは統計的にテキストを分析し、その中から有意味な知見を見出すための研究手法です。学生相談においては事例やアンケートの自由記述文の分析に活用できると考えられますが、興味はあるが手が出しづらい,という方も多いのではないでしょうか。今回のワークショップでは、KH Coderというフリーソフトを用いて実際に分析を行い、テキストマイニングの考え方や基本的な分析方法を身につけることを目指します。なお、当日はKH Coderが使用できるPCをご準備いただけますと幸いです。

【KH Coderのダウンロード方法】
以下のURLにアクセスし、「khcoder-3b06a.exe」をクリックしてダウンロードしてください。
https://khcoder.net/dl3.html

※KHCoderはWindows環境下での動作を想定しているソフトウェアです。Macユーザーの方はWindowsのOSが使用できるPC環境をご準備いただくか、上記URLからMacでKH Coderを起動できる環境を設定していただく必要があります。必ず、KH Coderが動作する環境を準備できることをご確認の上、お申し込みください

にのみや ゆうき 臨床心理士・公認心理師。現在は非常勤で学生相談に携わっています。学生相談室のイメージや、大学生のTwitterと抑うつ、子どもが考える幸せ、といったテーマについてテキストマイニングを活用した研究を行ってきました。参加者の方に「実際に使えそうだ」と思っていただけるようなワークショップにしたいと思っています。