研究発表

研究発表ができるのは、筆頭・連名発表者を含め、以下の要件を満たす方に限ります。

(1)発表申込時および大会開催時に、正会員、名誉会員または特別会員であること。非会員で発表を希望する方は、早めに入会手続きを済ませて下さい。申込期限直前の入会審査に間に合うためには、12月9日(金)までに、日本学生相談学会ウェブサイトよりお申し込み下さい。
(2)発表者全員が2023年3月31日までに2023年度の会費を納入していること。期日までに会費が納入されていない場合には、発表は取り消しとなりますのでご注意下さい。
(3)発表者全員が大会予約参加申込を完了していること。なお、筆頭発表者になれるのは、お1人1回です。
(4)原則として、連名発表者も発表に同席して下さい。連名発表者はオンライン参加での発表同席も可とします(ただし、事例研究は連名発表者も会場のみでの発表となります)。

研究発表には学生相談の新しい知見と検証が求められます。内容の区分は、事例研究、調査研究、実践研究、文献研究とします。以下の説明をご確認下さい(学会編集委員会作成の「論文執筆ガイド」もご参照下さい)。

事例研究 学生相談の事例に基づく研究を発表するものです。
調査研究 学生相談に関する調査に基づく研究を発表するものです。
実践研究 学生相談における相談技法、教育活動、その他の実践活動についての研究を発表するものです。
文献研究 学生相談実践を背景とする理論研究や文献展望的な研究が該当します。

研究発表には口頭発表形式とポスター形式があります。

口頭発表形式

発表時間は、事例研究90分(発表40分、討議50分)、調査研究、実践研究、文献研究は45分(発表25分、討議20分)とします。調査研究、実践研究、文献研究は、会場からZoomを用いたリアルタイム型(双方向型)での配信もあわせて行います。配信の準備は大会事務局で行います。事例研究は、会場のみでの発表となります(Zoomを用いた配信は行いません)。また内容区分に関わらず、口頭発表者は原則として参集会場での発表となります。

ポスター形式

オンライン掲示板のみでの発表とします。また、事例研究は不可とします。発表データのアップロードによる発表と、掲載期間内でのオンライン掲示板上での討論とします。責任在席時間はありませんが、発表期間内に書き込まれる座長からのコメントへの返答を行います。発表データの提出期限は4月中旬頃を予定しています。書き込み期間は大会期間前から開始したいと考えています。発表データの提出期限や書き込み期間などについては、詳細が決まり次第改めてご連絡させていただきます。

発表される方は、希望する形式を選択して、当サイト「参加申込・研究発表申込」よりお申込み下さい。なお、発表申込状況によって、準備委員会研究発表・プログラム担当の判断により、希望と異なる発表形式をお願いする場合があります。

発表時にスライドを使用する場合は、Windows版のMicrosoftパワーポイントをご使用ください。データはUSBに保存してご持参いただき、会場に設置された発表者用PCを使用して発表をしていただきます。ご自分の発表時間枠の前の休憩時間に会場までお越しになり、発表者用PCへのデータの取り込みと動作確認をお願いいたします。

配布資料がある場合は後日送付する発表論文集で部屋の定員を参照の上、ご自身でご準備ください。会場での印刷はできません。また回収が必要な資料については、発表後、発表者が責任をもって回収してください。オンライン参加者に対しては、必要に応じて、発表時に、発表者自身でチャットで配信してください。PDFでの配信をお勧めします。

社会情勢によっては、やむを得ず開催形式や発表形式が変更となる可能性もあります。その際は筆頭発表者にご連絡いたします。発表成立要件等は決まり次第、大会公式サイトでも掲載いたします。

(1)研究発表申込にあたっては、連名発表者を含めて、研究発表申込期限までに、当サイトから大会参加申込と参加費の送金を完了しておいて下さい。研究発表申込フォームの送信(「発表論文集原稿・発表要旨票」「原稿査読チェックリスト」のアップロードを含む)、および大会参加費の納入をもって申込受理と致します。

    研究発表申込期限:2023年1月17日(火)

(2)上記期限までに、当サイト「参加申込・研究発表申込」より研究発表申込フォームに進み、必要事項の記入と「発表論文集原稿・発表要旨票」のwordファイル(拡張子が.docもしくは.docx)とpdfファイル(拡張子が.pdf)の両方の原稿ファイルをアップロードし、送信して下さい。

(3)研究発表申込前に、必ず大会公式サイトにある「原稿査読チェックリスト」のチェック項目をご確認ください。原稿ファイルとあわせて、チェックリストのwordファイル(拡張子が.docもしくは.docx)もアップロードしてください。

(4)発表申込後、自動返信メールにて受領確認のご連絡を差し上げます。申し込み後7日が経過してもメールがない場合は、準備委員会研究発表・プログラム担当(program-41st@gakuseisodan.com)までお問い合わせ下さい。

口頭発表形式、ポスター形式、いずれの発表形式においても、大会発表論文集への論文掲載が必須です。

「発表論文集原稿・発表要旨票」、「原稿査読チェックリスト」のテンプレートをダウンロードしてご利用下さい。

「発表論文集原稿・発表要旨票」のファイル名は「筆頭発表者氏名_題目の頭5文字」として下さい。
例)昭和鈴子さんが、「コロナ禍で学業不振が生じた学生への支援」という発表をする場合
  例)昭和鈴子_コロナ禍で.docx(wordファイルの場合)
    昭和鈴子_コロナ禍で.pdf(pdfファイルの場合)

「原稿査読チェックリスト」のファイル名は「筆頭発表者氏名_チェックリスト」としてください。
  例)昭和鈴子_チェックリスト.docx

    

提出された原稿は、大会査読委員会で倫理的配慮と研究発表論文としての形式の観点から査読を行います。場合によっては加筆修正や発表の取り消しをお願いすることがありますので、ご承知おき下さい。
原稿には、原則として、研究の目的、方法(倫理的配慮の記載を含む)、結果(事例研究の場合は経過など)、考察の各項目を明確に記載して下さい。

大会発表論文執筆上の倫理のみならず、実践活動・研究活動においても、その活動が倫理を遵守していることが大切です。所属する組織の承認(所属長の了解など)や、研究倫理に関する委員会の承認を得るようにしてください。不適切あるいは差別的な用語や表現を使用しないよう注意してください。事例研究、実践研究、調査研究、文献研究いずれも、その公表は社会的責任を伴います。対象者、関係者、組織、機関の人権や尊厳が傷つけられることのないよう留意してください。(詳しくは学会編集委員会作成の「論文執筆ガイド」をご参照ください。)

以下に領域ごとに基本的なルールを示します。

《事例研究》

・事例は終結したもので、対象者に発表の了解を得ている。
・関係者や対象者に対して、研究の意義や目的などの説明を行い、研究成果の公表の仕方について同意を得る。
・地名や大学等の固有名詞は記号化する(固有名詞を伏せて、人名、地名、組織名等は、A氏、B町、C大学などと表記)。
・来談日や面接開始日は、実際の年を記さない。
・プライバシー保護のために事実の記載を省略することは構わないが、研究の中で重要な事実関係を変えてはならない。
・原則的には、学生相談の枠組みにおける事例を研究対象とする。

《実践研究・調査研究・文献研究》

・大学名等は固有名詞を使用せずに記号化する。
・関係者や対象者に対して、研究の意義や目的などの説明を行い、研究成果の公表の仕方について同意を得る。
・質問紙調査票や尺度、分析方法を用いて研究する際には、「出典」を明示する。

「発表論文集原稿」を自らの著書、所属する大学および学生相談機関の紀要・報告書等に転載する場合には、必ず日本学生相談学会研究委員会に許諾の申請をして下さい。

以下の具体的な事項に基づいて作成してください。

1)学生相談との関連を明確に示す。広く大学生を対象とした調査・実践では、学生相談の基礎的研究としての内容を含むことが求められる。

「題目(タイトル)」は研究内容を適切に表現したものとする。題目として「……の報告」は不適切である。
「問題と目的」には、研究の目的と意義を明らかに示す。
「方法」には、具体的な内容(対象、手続き、分析方法、倫理的配慮等)を記載する。
「結果」には、データや事象を客観的に示し、「結果」と「考察」は別々に記載されていることが望ましい。
「考察」では、結果(データ)を根拠として論理的に述べる。「報告する」「議論を深めたい」「意見を聞きたい」等の記述を避ける。
一般的に了解しにくい用語は、説明(定義)する。

2)図表は最低限必要なもののみとする。

3)引用文献の表記法は『「学生相談研究」論文執筆ガイド』を参照し「文献」として記載する。

原稿は、「発表論文集原稿・発表要旨票」テンプレートを用いて作成してください。なお、カラーインクは使用せず、黒一色で作成して下さい。

用紙:A4を使用し、1ページに必ず収める。

余白:上22 mm、下27 mm、左右17 mmとする。

題目:游明朝Regular(MS明朝も可;以下同じ)20ポイント(以下ptと略記)で記入する(ただし、20ptでは2行にわたる場合は、ポイント数を下げて1行に収める)。副題がある場合には、游明朝Regular 10.5 ptで記入し、1行に収める。

氏名:主題・副題の次の行に、游明朝Regular(10.5 pt)で記入する。連名発表の場合は、筆頭発表者の前に○印をつける。所属が異なる場合には、所属に対応した数字を発表者氏名の右肩に記載する。

所属:発表者氏名の下の行に、游明朝Regular(10.5 pt)で、括弧でくくって記入する。筆頭発表者と連名発表者の所属が異なる場合には、それぞれの所属を記入し、所属の左肩に番号を振る(ただし、10.5ptで複数行にわたる場合には、ポイント数を下げてもよい)。

本文:所属の行から1行空けて書き始め、2段組の形式とする。本文の文字は游明朝Regular(10.5 pt)、見出しは游ゴシックBold(MSPゴシック体も可)(10.5 pt)で1行文字数は24字まで、行数は44行とし、両端揃えで記載する。

図表・写真:画像として原稿に組み込む。図表・写真が余白の範囲にはみ出すことのないように注意する。この図表がそのまま白黒で製版されるため、鮮明なものとする。

「発表論文集原稿・発表要旨票」テンプレートに従い、2ページ目に発表の要旨とキーワードを記入してください。要旨は120字以内とします。また、発表内容をあらわすのにふさわしいキーワードを3つ記入してください。