ワークショップ

参集のワークショップは、大阪大学吹田キャンパスの、銀杏会館コンベンションセンターで行います。

ワークショップ一覧

講師 領域 タイトル 参集定員 非学会員の参加
1. 杉原 保史* A 学生相談総論―いま現場で必要とされる相談スキル向上のために― 【会場】銀杏会館会議室B 40名程度
2. 佐々木 淳 * B 認知行動療法を体験的に学ぶワークショップ 【会場】コンベンションセンター会議室1(a) 20名程度 あり
3. 池見 陽* B “本物の”リスニング・フォーカシング 【会場】コンベンションセンター会議室1(b) 20名程度 あり
4. 池埜 聡 B マインドフルネスの理論と実践 【会場】銀杏会館 阪急電鉄・三和銀行ホール 20名程度 あり
5. 望月 直人 C 発達障害学生への包括的サポート 【会場】コンベンションセンター会議室2(a) 20名程度 あり
6. 河合 俊雄* D 学生相談における夢・イメージからのアプローチ 【会場】銀杏会館大会議室 40名程度
7. 川畑 直人* D 現代の大学生におけるコミュニケーション力について考える 【会場】コンベンションセンター会議室3(a) 40名程度 あり
8. 安部 有紀子 E ニューノーマル時代における学生の学びを促進する学生支援活動とは? 【会場】銀杏会館会議室C 20名程度 あり
9. 服部 憲児* E コロナ禍での学生の学びと必要な支援 【会場】コンベンションセンター会議室2(b) 20名程度 あり
10. 研究委員会* F 初心者のための学生相談研究、はじめの「半歩」 【会場】コンベンションセンター会議室3(b) 40名程度

注)講師名の横に「*」印があるものはオンラインでの参加が可能です。

ワークショップについて

当サイト「参加申込・研究発表申込」より大会参加申込フォームに進み、希望するコースを第 3 希望まで選択してお申し込み下さい。

 >ワークショップ申込期日:2022年1月11日(火)

 今大会ワークショップは①参集参加とオンライン参加のハイフレックス形式で開催するコース、②原則参集のみのコースの2パターンがあります。ハイフレックス開催のコースをご希望される際は、参集かオンラインかもプルダウンリストより選択して下さい。先着順で受講者を決定いたしますので、お早めにお申し込み下さい。

 予約参加と同様の要領でワークショップ参加費を上記期日までにお振込み下さい。参加申込フォームの送信と参加費の受領をもって参加申し込みの完了といたします。受講コースの通知は 2022 年 2 月中旬を予定しております。受付・参加申込チームよりメールにてご連絡差し上げます。

 なお、一度お申込みいただいたコースは変更できませんので、ご了承下さい。原則当日参加はできません。コースによっては非会員の参加者を受け付けるものもあります。それらのコースは非会員参加希望者を 2022 年 1 月 11 日(火)以降に受け付けます。

1. 学生相談総論―いま現場で必要とされる相談スキル向上のために―

    研修領域:A
    参集定員:40名程度
    オンライン参加:あり

講師:杉原 保史(京都大学学生総合支援センター)

3つの講義を予定しています。講義1では、学生相談とは何か、学生相談の現状と課題など、学生相談の基礎について考えます。講義2では、相談の基礎としての関係形成のスキルについて論じます。私の相談場面の録音を、10分程度、聞いてもらおうと思います。そして講義3では、今大会のテーマ「リアルとオンラインの交差点」とも絡んで、学生相談における遠隔心理支援について考えてみたいと思います。

すぎはら やすし 学生相談総論を担当するなんておこがましいのですが、気がついたら、30年以上にわたって学生相談に携わってきて、定年まであと5年です。私なりの学生相談への思いをお伝えできればと思います。

2. 認知行動療法を体験的に学ぶワークショップ:フォーミュレーション編

    研修領域:B
    参集定員:20名程度
    オンライン参加:あり

講師:佐々木 淳(大阪大学人間科学研究科)

セラピスト自身の問題に技法を使ってその体験を内省すると、技法やモデルをより深く理解でき、柔軟に技法を使うことができるようになることが知られています。このワークショップでは「実践から内省への自己プログラム」(Bennett-Levy et al., 2015)の中から、フォーミュレーション技法一式を実際に体験し、内省を深めます。認知行動療法をこれから学びたい方はもちろん、いつも使っている方にとっても、自己の「あり方」や強みをめぐるこの技法は新しい体験になることでしょう。

ささき じゅん 学生相談をかじった後、この10年は産業領域で活動しています。「認知行動療法を勉強したいけどどこから学べばいい?」と思っている方々や復習したい方々にとっていい入口になるような、ほのぼのしたワークショップにしたいと思います。

3. “本物の”リスニング・フォーカシング

    研修領域:B
    参集定員:20名程度
    オンライン参加:あり

講師:池見 陽(関西大学心理学研究科)

系譜的に言えば、僕はカウンセリング心理学のパイオニア、カール・ロジャーズ先生の「孫弟子」にあたる。日本ではロジャーズと言えば「受容と共感」をベースにした「傾聴」だが、こういった「日本的解釈」には違和を感じる。ロジャーズ先生と僕の恩師、ユージン・ジェンドリン先生が共に築き上げた“本物のリスニング”〜僕はそれを皆さんと一緒に体験するワークショップを試みたい。

いけみ あきら 日米英の専門学会理事を歴任。日本、米国、欧州、中国、豪州で指導している。米国の専門ジャーナルにてLiving Luminary(存命の輝ける大家)に指名され、日本人間性心理学会より学会賞受賞 。小説『バンヤンの木の下で』著者。

4. マインドフルネスの理論と実践:プラクティスを通じて学ぶ

    研修領域:B
    参集のみ
    定員:20名程度

講師:池埜 聡(関西学院大学人間福祉学部/日本マインドフルネス学会理事)

マインドフルネスの臨床応用は、この10年で急速に広まりました。マインドフルネスは介入方法にとどまらず、ソマティックなレベルから支援者の態度(therapeutic presence)を安定させ、豊かな援助関係の構築と支援者のバーンアウトや共感性疲労の緩和に貢献するエビデンス・ベーストの方法です。本コースでは、基本となる複数のプラクティスをご体験いただきながらマインドフルネスの効果機序を共有し、学生相談へのマインドフルネスの応用方法を皆様と共に考えたいと思います。

いけの さとし 臨床ソーシャルワークの立場からトラウマ被害者の支援に従事していました。2011年の東日本大震災をきっかけにトラウマへの心身統合アプローチに出会い、2年にわたってアメリカにてマインドフルネスを深めることができました。私自身、マインドフルネスによって「救われた」一人です。

5. 発達障害学生への包括的サポートーアセスメントの視点から合理的配慮と学生相談について考えるー

    研修領域:C
    参集のみ
    定員:20名程度

講師:望月 直人(大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター)

発達障害学生に対して包括的サポートを提供する際に必要となる、合理的配慮のあり方や学生相談との連携について、アセスメントの視点から学ぶ内容となります。個人アセスメントに限らず、ケース全体や合理的配慮のアセスメントについて、仮想事例をもとに包括的サポートのあり方を検討したいと思います。本ワークショップでは、グループ討議や演習なども取り入れ、皆様と一緒に考えられるような時間としたいと思います。

もちづき なおと 大学院を修了してからは、心理士として相談や療育の現場に従事していたのですが、教員職に就いてからは個人・家族へのサポートには個別の臨床と同時に、地域や社会環境へのアプローチも重要であると考えるようになり、現在に至っています。大学では、障害学生支援だけでなく、発達障害やHSPに関する研究、適応困難学生への包括的アプローチを可能にするような学生支援体制づくりに取り組んでいます。

6. 学生相談における夢・イメージからのアプローチ

    研修領域:D
    参集定員:40名程度
    オンライン参加:あり
    事例募集:あり

講師:河合 俊雄(京都大学こころの未来研究センター)

学生相談というやや制限のあるセッテイングにおいても、夢や描画を用いることで、見立てを正確にしたり、言語的なやり取りとは異なる関係を作り出したり、セラピーに展開をもたらしたりすることが可能になると思われる。現代の学生の特徴と学生相談という枠を考慮した上で、夢・描画・箱庭などによるアプローチを行う意味と留意する点を論じて、具体的な事例を検討したい。

備考:学生相談において夢やイメージとかかわった事例を募集します。

かわい としお 夢や箱庭等のイメージによる心理療法、これまで心理療法の範囲外と言われて来た発達障がい、身体疾患、震災支援などにも関心を持っています。

7. 現代の大学生におけるコミュニケーション力について考える

    研修領域:D
    参集定員:40名程度
    オンライン参加:あり
    ファシリテーター:松本寿弥、今江秀和

講師:川畑 直人(京都文教大学臨床心理学部)

 コミュニケーションは、大学での学びに必要なツールであると同時に、親密な人間関係を構築するために必要不可欠な要素でもあります。社会の側から学生のコミュニケーション能力を高めてほしいという要請は高まる一方ですが、コミュニケートすることにしり込みをする学生は少なくありません。このワークショップでは、大学生のコミュニケーション能力について検討するとともに、能力の向上に向けて、大学で何ができるのかについて考えてみたいと思います。

 はじめに、大学生のコミュニケーションについて、対人関係論の観点から整理してみたいと思います。次に、大学のゼミでの取り組み、並びに全学的なイベントとして行った取り組みについて紹介します。特に後者(注)については、現在、複数の大学で、実践を試みており、そのエッセンスを短時間のワークに落とし込んで、実体験していただきたいと思います。

(注)コミュニケーション力向上研修オン・キャンパス(通称COMPUS):対話場面の演習に始まり、小グループで企画を立て、参加者間のインタビューを通して情報を収集する。最後に、集めた情報をもとに全体プレゼンテーションを行う1日研修。

かわばた なおと 学生相談は非常勤でしたが6年ほど携わり、いろいろなことを学びました。現在はサリヴァンの対人関係論に依拠しながら、精神分析、発達障害児のグループセラピー、組織心理コンサルテーションに取り組んでいます。

8. ニューノーマル時代における学生の学びを促進する学生支援活動とは?

    研修領域:E
    参集のみ
    定員:20名程度

講師:安部 有紀子(名古屋大学教育基盤連携本部(高等教育システム開発部門)高等教育研究センター)

コロナ禍で学生生活の喪失を体験したことは、私たちに多くの示唆をもたらしました。今後、実在するキャンパスとオンライン上での環境を学生が行き来するようになった時に、一体どのような問題が起きるのでしょうか。このワークショップでは、コロナ禍における組織的な学生支援の好事例の特徴を整理したうえで、新たな時代に求められる正課教育と正課外教育を包括的に捉えた大学教育の重要性や、その担い手に求められる資質や課題について、参加者同士で議論していきたいと思います。

あべ ゆきこ 九州大学・大阪大学・名古屋大学と、教員として大学教育マネジメントの業務に携わり10数年経ちました。研究では学生寮における教育的アプローチの国際比較研究を進めています。悩みも多いですが、周囲の教職員の教育・学生支援活動への熱意に支えられ、日々楽しく仕事をしています。

9. コロナ禍での学生の学びと必要な支援

    研修領域:E
    参集定員:20名程度
    オンライン参加:あり

講師:服部 憲児(京都大学教育学研究科)

大学教育学会の課題研究プロジェクトの一環として実施した「『コロナ禍における学生の学び』の質的調査」から、事例をいくつか紹介します。それらをもとに、学生たちにどのような支援が必要とされるか、教員には何が求められるか、参加者の皆さんが既に所属校でなされている試みなどについて話し合っていただきます。そこから効果的な取り組みや今後の課題について、全体で共有したいと思います。

はっとり けんじ 専門は教育行政学・教育政策学で、学生相談からはかなり遠い領域です。前任校で授業開発やFDを担当する部署に所属しており、その関係で学生と正課内外でかかわる機会を多くもちました。今回紹介する研究はその延長線上にあるものです。

10. 【研究員会企画】初心者のための学生相談研究、はじめの「半歩」― 日々の臨床を形にしてみよう

    研修領域:
    参集定員:40名程度
    オンライン参加:あり

講師:杉江 征(筑波大学スチューデントサポートセンター)
杉岡正典(名古屋大学学生支援センター)
堀田 亮(岐阜大学保健管理センター)
小橋亮介(名古屋大学)
二宮有輝(人間環境大学心理学部)

コーディネーター:福盛英明(九州大学キャンパスライフ・健康支援センター)

学生相談の実践をしていると、日々の臨床実践にまみれて研究にまで行き着かない感じがされるのではないでしょうか?でも自分たちの学生相談活動のなかで疑問に持つことや学生さんの状況に知りたいことなどがあるのではないでしょうか?また相談統計データなどを見ていて、「データからこういうことが言えないかなあ」などと思うことがあっても、なかなかそれを研究として論文にまとめるのはちょっとむずかしい、と思っておられる先生が多いのではないでしょうか。今回のワークショップでは、研究に興味があるけどどうしたらいいかわからない、そもそも研究に自信がないけどなにかやりたい、アイデアを形にしたい、など初心者のみなさんと研究について学ぶセッションを持ちたいと思います。

*研究を始めるにあたってどういうことが大事なの?

*そもそもどんな研究法があるの?

*アイデアはあるけど、研究にどう持ち込んでいいかわからない

*論文にまとめるにあたって気をつけることは何?

などの研究の基本の基本について、レクチャー、グループディスカッション、ミニコンサルテーションによるワークショップを行います。内容は超初心者向けです。気軽にご参加下さい。


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