1.研究発表の要件
研究発表ができるのは、筆頭・連名発表者を含め、以下の要件を満たす方に限ります。
(1)発表申込時および大会開催時に、正会員、名誉会員または特別会員であること。非会員で発表を希望する方は、早めに入会手続きを済ませて下さい。申込期限直前の入会審査は、2020年12月12日(土)に予定しています。
(2)発表者全員が2021年3月31日までに2021年度の会費を納入していること。期日までに会費が納入されていない場合には、発表は取り消しとなりますのでご注意下さい。
(3)発表者全員が大会予約参加申込を完了していること。なお、筆頭発表者になれるのは、お1人1 回です。
(4)原則として、連名発表者も発表会場に同席してください
2.研究発表の要領
(1)研究発表の内容
内容の区分は、事例研究、調査研究、実践研究、文献研究とします。研究発表には学生相談の新しい知見と検証が求められます。
事例研究 学生相談の事例に基づく研究を発表するものです。
調査研究 学生相談に関する調査に基づく研究を発表するものです。
実践研究 学生相談における相談技法、教育活動、その他の実践活動についての研究を発表するものです。
文献研究 学生相談実践を背景とする理論研究や文献展望的な研究が該当します。
*大会案内印刷版(会員に郵送済み)では「その他」としていましたが、「学生相談研究編集規程」に合わせ「文献研究」と致します。
(2)発表形式
研究発表には口頭発表形式とポスター形式があります。
口頭発表形式
①ZOOMによる双方向型のLIVE配信となります。指定された時間に、発表者がLIVEで発表する形となります。一般的には、スライド等をZOOMの画面共有機能を用いて発表します。発表後に、視聴者との質疑応答となります。
②発表時間は、事例研究は90 分(発表40 分、討議50 分)、調査研究、実践研究、文献研究は45 分(発表25 分、討議20 分)とします。
ポスター形式
①オンライン上の掲示板を利用したポスター発表を行います。
②ポスターはファイルをプログラム委員会()まで、メールに送付して下さい。
・メールの件名は、『筆頭発表者氏名(ポスター)』として下さい。例;筑波相子(ポスター)
・ファイル名は、『筆頭発表者氏名(ポスター).pdf』として下さい。例;筑波相子(ポスター).pdf。
・発表データは、通常のポスター発表のように大判サイズ(A0サイズ)で作成はせず、口頭発表形式のようにパワーポイント等を使用しスライドを作成後、PDFファイルに変換して送付して下さい。(PDFファイルのみ送付)
・スライド枚数に上限はありませんが、15枚程度を目安とします(枚数の上限は設けませんが、ファイル容量の上限は50MBです)。
・スライド1枚目にはタイトルと発表者全員の名前と所属を記載し、本文は2枚目から記載してください。
・送付期限は4月15日(木)です。掲示板へのアップロードは「不法ダウンロード防止」の措置を施し準備委員会で行います。
③質疑応答は原則として、掲示板上でテキストでのやりとりとなります。座長は掲示板を巡回します。発表者は質問に適宜応えるなどして、議論の機会を有効にお使い下さい。
④掲示板とは別に、双方向型のライブ配信(ZOOM)による質疑応答や交流の場も準備します。2日目の研究発表の時間帯の中で実施され、1枠90分の中に4~5名のポスター発表者を割り当てます。参集開催の場合の、口頭でのポスター説明や質疑応答に準じる機会だとご理解下さい(ただし順番にポスター内容を発表するという形式ではなく自由討論です)。枠の時間の指定は、後日、大会公式サイトに掲載されますプログラム集をご覧下さい。この場への発表者の参加は任意です。発表者や参加者を交えて、自由に意見交換をすることが可能となりますので、ぜひご活用下さい。
(3)オンライン開催における発表の成立要件
口頭発表形式
①大会論文集に原稿を掲載し、
②ZOOM内での口頭発表が完了すること。
なお、通信障害など、本人の責任でない理由での発表の中断等は、発表が成立したと認める。
ポスター発表形式
①大会論文集に原稿を掲載し、
②大会期間中に開設された掲示板にポスター(PDF)を掲載し、
③掲示板のコメント欄で質疑応答をすること。
(4)使用機材
自宅あるいは職場等のパソコンの使用をお願いいたします。通信環境の安定している、静かな場所からのご発表を強く推奨いたします。できれば無線LAN(WI-FIなど)ではなく、有線LANでの接続が可能な場所をお勧めします。また、発表に際してはヘッドセット付のマイク等のご利用をお勧めします。2pの「オンライン大会への参加・発表の使用環境・事前準備等について」もご参照下さい。
(5)配布資料
オンライン発表のため紙媒体での配布資料はありません。資料のアップロードにつきましては、口頭発表形式の場合は、ZOOMのチャット機能を利用し、発表者の裁量でアップロードすることをご検討下さい。(詳しい方法につきましては、「ZOOM チャット ファイル アップロード」などのキーワードで検索すると出てきますのでお試し下さい。)なお、事例発表の資料の配布は行わないようお願い致します。
※ZOOMの操作については、事前にご案内の資料配布や、オリエンテーションや練習の場を設ける予定です。できるだけ安心してご発表頂けるようにサポートいたします。研究発表等についてご心配な点等ありましたら、プログラム委員会()へお問い合わせ下さい。
3.研究発表の申込手続き
(1)研究発表申込にあたっては、連名発表者を含めて、上記の期限までに大会参加申込サイトから大会参加申込をして下さい。発表論文集原稿と発表要旨記入票の提出、および大会参加費の納入をもって申込受理と致します。
(2)期限までに、大会公式サイトにある研究発表申込フォームより、下記①②③の原稿ファイルをアップロードし、研究発表申込を行って下さい。
①発表論文集原稿(WORDファイル;拡張子が.docもしくは.docx)
②発表論文集原稿(PDFファイル;拡張子が.pdf)
③発表要旨記入票(WORDファイル;拡張子が.docもしくは.docx ;キーワードなど全4項目を含む)
(3)大会プログラム委員会で大会参加費の入金と発表申込を確認しましたら、受領確認をメールにてご連絡差し上げます。申し込み後7日経過してもメールがない場合は、大会準備委員会プログラム委員会までお問い合わせ下さい。
4.発表論文集原稿の作成
口頭発表形式、ポスター形式、いずれの発表形式においても、大会発表論文集への論文掲載が必須です。
(1)原稿作成の書式について
下のボタンから発表論文集原稿テンプレートをダウンロードしてご利用下さい。ご自身で作成される場合には、下記の図を参照にしてご作成下さい。

(2)提出ファイル名について
発表集原稿のファイル名は「筆頭発表者氏名_題目の頭5 文字」として下さい。発表要旨記入票のファイル名は「筆頭発表者氏名_題目の頭5 文字(要旨)」として下さい。
例)
筑波相子さんが、「学生相談におけるオンライン相談に関する一考察」という発表をする場合
⇒ 筑波相子_学生相談に.doc(WORDファイルの場合)/筑波相子_学生相談に.pdf(PDFの場合)/筑波相子_学生相談に(要旨).doc(発表要旨記入票の場合)
(3)発表要旨記入票の作成
下のボタンから発表要旨記入票をダウンロードして、必要事項4項目を入力して下さい。
1)発表者の氏名と会員番号
2)連名発表者の氏名と会員番号
3)プログラム掲載用の「発表の要旨」(120字以下厳守)
4)「キーワード」(3 つ)
*大会案内では「必要事項8項目」と記載しておりますが、上記4項目に変更致しました。
(4)査読
提出された原稿は、大会査読委員会で倫理的配慮と研究発表論文としての形式の観点から査読を行います。修正をお願いする場合がありますので、ご承知おきください。
原稿には、原則として、研究の目的・方法・結果(事例研究の場合は経過など)・考察の各項目を明確に記載してください。
(5)倫理的配慮
大会発表論文執筆上の倫理のみならず、実践活動・研究活動においても、その活動が倫理を遵守していることが大切です。所属する組織の承認(所属長の了解など)や、研究倫理に関する委員会の承認を得るようにしてください。不適切あるいは差別的な用語や表現を使用しないよう注意してください。事例研究、実践研究、調査研究、いずれも、その公表は社会的責任を伴います。対象者、関係者、組織、機関の人権や尊厳が傷つけられることのないよう留意してください。
以下に領域ごとに基本的なルールを示します。
A.事例研究
■地名や大学等の固有名詞は記号化する。(固有名詞を伏せて、人名、地名、組織名等は、A氏、B町、C大学などと表記する)
■来談日や面接開始日は、実際の年を記さない。
■プライバシー保護のために事実の記載を省略することは構わないが、研究の中で重要な事実関係を変えない。
■原則的には、学生相談の枠組みにおける事例を研究対象とする。
B.実践研究・調査研究・文献研究
■大学名等は固有名詞を使用せずに記号化する。
■関係者や対象者に対して、研究の意義や目的などの説明を行ったり、研究成果の公表の仕方について同意を得る。
■質問紙調査票や尺度、分析方法を用いて研究する際には、「出典」を明示する。
(6)著作権の保護
大会発表論文を自らの著書、所属する大学および学生相談機関の紀要・報告書等に転載する場合には、必ず日本学生相談学会研究委員会に許諾の申請をしてください。
5.発表論文集原稿作成要領
(1)論文作成の注意点
以下の具体的な事項に基づいて作成してください。
1)学生相談との関連を明確に示す。広く大学生を対象とした調査・実践では、学生相談の基礎的研究としての内容を含むことが求められる。
■「題目(タイトル)」は研究内容を適切に表現したものとする。題目として「・・・の報告」は不適切である。
■「目的」には、研究の目的と意義を明らかに示す。
■「方法」には、具体的な内容(対象・手続き・分析方法等)を記載する。
■「結果」には、データや事象を客観的に示し、「結果」と「考察」は別々に記載されていることが望ましい。
■「考察」では、結果(データ)を根拠として論理的に述べる。
■「報告する」「議論を深めたい」「意見を聞きたい」等の記述を避ける。
■一般的に了解しにくい用語は、説明(定義)する
2)図表は最低限必要なもののみとする。
3)引用文献は「学生相談研究論文執筆ガイド」を参照し「文献」として記載する。
(2)書式について
原稿は文書作成ソフトを使用し、以下の書式に従ってご自身で作成してください。なお、カラーインクは使用せず、黒一色で作成してください。 レイアウト済みのファイル(発表論文集原稿テンプレート)は、このページの「4. 発表論文集原稿の作成 (1)発表論文集原稿テンプレート」からダウンロードできます。
■用紙:A4を使用し、1ページに必ず収める。
■余白:次図のとおりに設定する。
■題目:書体はMS明朝体を用い、20ポイント(以下ptと略記)で記入する。題目が2行にわたる場合は、ポイント数を下げて1行に収める。副題がある場合には、普通字サイズ(10.5pt)で記入し、1行に収める。
■氏名:題目の次の行に、MS明朝体を用いて普通字サイズ(10.5pt)で記入する。連名発表の場合は、筆頭発表者の前に○印をつける。
■所属:発表者氏名の下の行に、MS明朝体を用いて普通字サイズ(10.5pt)で、括弧でくくって記入する。筆頭発表者と連名発表者の所属が異なる場合には、それぞれの所属を記入する。
■本文:所属の行から1行空けて書き始め、2段組の形式とする。文字は、普通字サイズ(10.5pt)で、1行文字数は24字、行数は43行とする。書体は、見出しはMSPゴシック体、記述はMS明朝体を用いる。イタリック体、アンダーライン、傍点、特殊記号などの使用は避ける。
■図表や写真:画像として原稿に貼り付ける。図表が本文枠(縦217mm×横176mm) からはみ出さないようにする。この原稿がそのまま製版されるので、鮮明な図表を作成する。
題目・氏名・所属の書き方の例
