「学生支援士」資格の概要

日本学生相談学会では、「学生支援士」資格を認定しています。

2012年度より「学生支援士」資格認定制度が発足し、10名の学生支援士が誕生しております。
今日の高等教育機関における学生支援は、戦後に導入された学生助育(student personnel services)に端を発しています。学生助育は「学生を各種の人間的欲求を持って生活し成長する主体であると見なす観点に立ち、その発達と成熟を助長し援助する一切の活動を意味」(学生助育総論,1953)しています。本資格制度は、学生助育の理念のもと、大学カウンセラーと連携・協働して学生支援に携わる教職員を対象に設けられたものです。
学生支援に取り組む教職員が、本資格制度によって援助資質、援助技能を向上させ、高等教育機関の使命達成に貢献することを目的としています。
学生支援士が目指す専門性とは、学生助育の理念を理解し、教育現場で活動を展開するために必要な基礎的な知識を持っていることです。
学生支援の実践に求められる5つの力として、「学生個人のアセスメント」「大学環境のアセスメント」「援助技能」「大学コミュニティへの働きかけ」「大学カウンセラーとの連携協働」があります。学生の権利に関する正しい知識を持ち、職務の遂行に際し、学生の権利を擁護するとともに、支援者としてふさわしい倫理的な行動がとれることが求められます。

申請と認定のおおまかな流れは、全国学生相談研修会(指定研修)申し込み→一次申請→研修プログラム→二次申請→面接試験→認定審査となっております。

標準コースと同時認定コースがあります。

(1)標準コース
一次申請の後、指定研修及び実務研修を修了する必要があります。一次申請の翌年度から二次申請が可能となります。

(2)同時申請コース
3年以上の学生支援実務経験があり、本大会発表あるいは公刊された論考および十分な実績が認められる場合には、実務研修が免除され、一次申請と二次申請を同時に行うことができます。この場合、単年度での資格取得が可能となります。
以下、主な資格条件を示します。

<一次申請>
(1)会員資格:申請の前年度末(3月31日)に本会の正会員となっていること。
(入会審査による承認が行われた後、当該年度の会費の支払いが完了した時点で正会員と認められます。)
(2)学歴:学士の学位を有すること
(3)職歴:申請時に高等教育機関に勤務していること。週4日以上かつ週28時間以上で勤務し、3年以上の勤務経験をもつこと。
(4)研修歴:一次申請までの5年間に、本会が主催する、または本会が認める研修会において30時間以上の研修を修めていること。

<研修プログラム>
(1)指定研修:全国学生相談研修会分科会Aコース「学生相談の基礎と実践Ⅱ」を受講し、終了後、レポートを提出すること(指定研修レポート、2000字以上)。
(2)実務研修:実務研修およびレポート(規程第4条、細則第8条)
本会会員の指導を受けながら実務研修を行うこと。本資格の専門性を示す実務経験例をレポートにまとめ提出すること(実務研修レポート、2000字以上)。

<二次申請>
(1)指定研修レポート、実務研修レポート、自己推薦書、推薦書などの書類を添えて申請すること。
(2)自己推薦書:本資格に関する自身の資質及び抱負について記述すること(1000字以上)。
(3)推薦書:所属機関の専任教職員または本会正会員によるもので800字以上。

<面接試験>
提出書類の記載事項及び勤務経験などについての質疑を中心として総合的に判定する。

<資格有効期間および更新条件>
有効期間は5年。期間内に20時間以上の研修を修めること。

申請期間は一次申請、同時申請ともに10月1日~10月31日です。
日本学生相談学会正会員の方に頒布しています。
以下の要領にてお申込みください。
申請要項(申請書類一式を含む)は、1冊1,000円(送料込み)で頒布しております。
郵便局振込用紙にてお申込みください。
郵便振込:
郵便振替口座番号 00130-0-68253
加入者名 日本学生相談学会事務局
通信欄に「学生支援士申請書を希望」と明記のうえ
必要部数、送付希望郵送先・氏名をご記入下さい。
折り返し申請用紙を送付いたします。

「学生支援士」資格のご案内 pdf版のリーフレットはこちらからダウンロードして下さい。

学生支援士リーフレット

資格審査の流れ